のりべぇの、音楽、だいすき! 9月29日 土曜日(旧暦8月20日)

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沖縄出身のJ-POPアーティストと、ユーロ・ビートの密接な関係

久々の登場です!2ヶ月近くサボってました。音楽、だいすき!です。

ところでこの夏、DA PUMPの「U.S.A.」がちょっとした話題になりましたが、のりべぇにはとても懐かしい曲でございました。

「えっ?どういうこと?」と思われた方もいらっしゃるでしょうし、「テレビで言ってたじゃん」という方もいらっしゃるでしょう。そう。この曲は、1992年にJoe Yellowによってリリースされた「U.S.A.」のカバー曲です。モロにユーロビート。しかし、当時はユーロビートというより、テクノの方が少し頑張っていた時代(ジュリアナ東京でよくかかっていたヤツですね)。あまり注目された曲ではなく、知る人ぞ知る曲でした。

とまあ、そんなトリビアから始まった、今日の「音楽、だいすき!」ですが、それで思い出したんです。意外と沖縄出身のJ-POPアーティストは、ユーロ・ビートのカバー曲でヒットしていると。

例えば、先日引退コンサートを終えた安室奈美恵。代表作の一つに「TRY ME 〜私を信じて〜」(1995年)がありますが(当時は安室奈美恵 with SUPER MONKEY’S名義)、これも実は1994年にLOLITAというユーロ・ビートアーティストによる曲のカバー。さらにMAXのヒット曲「TORA TORA TORA」(1996年)も、Dominoの同名曲カバー(1995年)です。

意外にも、沖縄出身のJ-POPアーティストがこぞってユーロ・ビートのカバー曲を歌うとは、何かの縁なんでしょうね?

もちろん、ユーロ・ビートのカバー曲を歌ったのは、彼らだけではありません。むしろ、彼らが歌ったのは「第二世代」のユーロ・ビートと言っても良いくらいで、実は、1990年代だけでなく、1980年代にもこんなカバー曲がありましたよね?

荻野目洋子/ダンシングヒーロー(Eat You Up)(原曲はアンジー・ゴールド。ただし、ユーロ・ビートとカテゴライズするか、あるいはハイ・エナジーとカテゴライズするか賛否両論あり)

長山洋子/ヴィーナス(原曲はバナナラマ。ただし、バナナラマをユーロ・ビートとカテゴライズするのには異論あり。あくまでも日本のディスコでよくかかっただけという話も)

BaBe/Give Me Up (原曲はマイケル・フォーチュナティー。これは代表的な“イタリア系”ユーロ・ビート「第一世代」の代表作)

あれ?ユーロ・ビートのカバーじゃないよ?と思われた方は、音楽、だいすき!の以前の回をご参照ください。実は、1980年代初頭から半ばにかけて、ディスコミュージックの変革期でもあり、ハイ・エナジー(80年代初頭)とユーロビート(第一世代、80年代半ばから)が混沌とした時期でもあります。そのため、イングランド出身なので、バナナラマもユーロといえばユーロ。アンジー・ゴールドもユーロビート?という感じで、まあ、ここは拡大解釈でユーロ・ビートとさせていただきました。ディスコヒットとすればよかったですね?今更ですが(笑)。

すっかりユーロ・ビートなど忘れていた、まだクラブではなくディスコ世代のみなさん!U.S.A.でも聞きながら、ミラーボール、回しちゃいますか?

次回もお楽しみに!

(敬称略)

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