のりべぇの、音楽、だいすき! 5月14日  月曜日 (旧暦3月29日)

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アゲアゲ曲のド定番!(世代による)「Can’t take my eyes off you」(君の瞳に恋してる)

旧暦3月も今日でおしまい!だからというわけではありませんが、今日はアゲアゲのこんな曲をご紹介しましょう!

Can’t take my eyes off you」(邦題:君の瞳に恋してる)です。

1982年、ボーイズ・タウン・ギャングによってリリースされたこの曲。日本やイギリスで大ヒットし、現在でも日本ではよく聞かれるナンバーです。

ですが、実はこの曲、オリジナルはさらに前の1967年、The 4 Seasonsのボーカル、フランキー・ヴァリによってリリースされた曲です。

Can’t take my eyes off you

元々はこういう曲だったんです。意外でしょ?でも最近、映画「ジャージー・ボーイズ」(2014)が公開されましたので、ご存知の方も多いかもしれません。また、さらに古い映画ですが、「ディア・ハンター」(1978)の中でも登場しますので、そちらでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

ボーイズ・タウン・ギャングの曲に戻りましょう。先ほど紹介した方は、シングルカットされたもの。こっちのExtendedの方が聴きごたえがあって、のりべぇは好きです。

Can’t take my eyes off you

長いのですが、ディスコなんかではこの長さがいいのかもしれません。

ではここで、この「君の瞳に恋してる」のリリース年、1982年のディスコ音楽シーンをちょっと覗いてみましょう(多少ざっくりしていますので、マニアの方、雑な説明をお許し下さい)。

実はこの時期、ディスコサウンドは過渡期を迎えます。それ(1980年ごろ)まで、映画「サタデーナイトフィーバー」や米国テレビ番組「ソウルトレイン」などに代表されるように、ポップス、R&B、ソウルミュージックと、結構メジャーな曲がリリースされました。日本ではこうした音楽をジャンルごとに専門でかけるディスコもありましたが、ほとんどごちゃまぜで楽しんでいました。海外ではそれぞれ音楽ジャンルにあわせ、客層もアングロサクソン専門、アフロ・アメリカン専門、あるいはゲイ専門などと、結構細分化されていたようです。

しかし、いわゆる電子音楽(シンセサイザーなど)の台頭により、それ以降のディスコサウンドに大きな変化が現れるのですが、そのちょうど過渡期に位置しているのがこの曲をはじめとする「ハイエナジー」(Hi-NRG)と呼ばれるディスコナンバーです。このハイエナジーを経て、「ユーロビート」に移行していきます。蛇足ですが、日本でヒットしているユーロビートの多くが、イタリア発信の「イタロ・ディスコ」(イタロ・ユーロという方もいらっしゃいます)ですが、それはいずれご紹介させていただきます。

戻って「君の瞳に恋してる」ですが、サンフランシスコを拠点としていたグループです。同地のゲイ・カルチャーから火がついた曲だそうです。ゲイ・カルチャーとディスコ、といえば、「ヴィレッジ・ピープル」が有名ですが、これもいずれご紹介させていただきますね。

どうでしょう?リリース当時に聞いたことがある方ですと、2018年現在、50代の方が多いかもしれませんが、この曲に限っては、若い世代の方も聴き覚えがあるのでは?なぜ幅広い世代の人に親しまれているのか?実はこの曲には、「ヒットする秘訣」が隠されていたのです。それは近いうちにご紹介させていただきますが、小難しい話はさておき、今夜はちょっとアゲアゲでいきませんか?

次回もお楽しみに!

(敬称略)

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