のりべぇの、音楽、だいすき! 6月21日日曜日(旧暦5月1日)

のりべぇの、音楽、だいすき!
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カバー曲って結構大切です。

 カバー曲とは、原曲を別のアーティスト、あるいは後年、本人が歌唱した曲を指します。後者の場合はセルフカバー(注:和製英語)といいます。
 実は私自身、このカバー曲が結構好きだったりします。なぜかといいますと、カバー曲を知ることで、その原曲を知ることにも繋がり、1曲で複数のアーティストの作品に触れることができるからです。今日はそんなカバー曲の中から、みなさんにとってもおなじみの曲から、のりべぇのお気に入りまで、何曲かご紹介したと思います。毎度のごとく、洋楽を中心にご紹介します。

日本でいちばん有名な洋楽カバーといえばこれかも。

 以前もこのコーナーでご紹介した、Boys Town Gang / Can’t take my eyes off you(邦題:君の瞳に恋してる)。意外とこっちが原曲だと思われる方が多いようです。もしかしたら日本で一番有名な洋楽カバーかもしれませんので、仕方がないかもしれません。原曲は1967年にフォー・シーズンズ(The four seasons)のリードボーカル、フランキー・ヴァリのヒット曲。ハイ・エナジーの前者に対し、ミドルテンポのゆったりとした曲です。

のりべぇのお気に入り。R&Bをおしゃれにメドレー

 原曲をメドレー形式にカバーしたのは、ロバート・パーマーが1990年に発表したアルバム「Don’t explain」に収録のMercy Mercy Me (The Ecology) / I Want You(Medley)。原曲はいずれも、70年代を代表するR&Bアーティスト、マーヴィン・ゲイです。なぜこれが私のお気に入りかと申しますと、ロバート・パーマー自身が好きなアーティストだったからという、実にシンプルなもの。しかし、彼の曲をきっかけにマーヴィン・ゲイの曲も聞くようになり、私の好きな音楽ジャンルの幅が広がりました。ということで挙げさせていただきました。

日本人ならこのカバー曲を忘れちゃいけない!

 そう!西城秀樹 / ヤングマン Y.M.C.A.です!原曲は以前もご紹介しました、Village People / Y.M.C.A. 。もはや説明は不要ですが、この西城秀樹によるカバーによる効果は大きく、実は原曲にもこんな影響を与えているのです。

1.サビの部分のY.M.C.A.の振り付けは「逆輸入」された
 リンク先のPVを見ていただければ、ヴィレッジ・ピープルのメンバーは最初、サビの部分で、あの腕を使ったY.M.C.A.の振り付けをしていません。あれは西城秀樹版の「逆輸入(この場合は輸出?)」とも言える効果で、後にヴィレッジ・ピープルもステージやテレビ出演の際、腕を使ったY.M.C.A.の振り付けをしています。

2.原曲のイメージを壊した(いい意味で)
 元々この「Y.M.C.A.」。曲のタイトルにもなっている、キリスト教青年会(Young Men’s Christian Association)のドミトリーに行けば、若い男の子がいっぱいいて、楽しいことがいっぱいあるよ!という感じの歌詞で、早い話がゲイ文化を示唆した曲。それゆえにヒットはしたものの、まだL.G.B.T.への偏見が強かった時代。最初はゲイが多く出入りするディスコでのヒットがきっかけで、その後にメジャーヒットこそしますが、歌詞や彼らの奇抜なファッション、そしてメンバーの大半がゲイということで、当時の大人たちは彼らのパフォーマンスに眉をしかめたとか。しかし、西城秀樹による爽やかな歌唱と「青春」にテーマを置き換えた日本語詞、サビの踊りの効果が海外にも影響したのか、今ではスタジアムのハーフタイムなどで歌われ、踊られるようになりました。いい意味で、原曲のアンダーグラウンドなイメージを壊した例とも言えます。

90年代も10年代も、ノリノリ!

 2018年をノリノリで飾った、 DA PUMP / U.S.A. 。当初、パクリ疑惑が発生しましたが、もちろんこれもカバー曲。1992年にヒットしたユーロビート(ユーロ・イタロ)、Joe Yellow / U.S.A. が原曲です。英語で歌ってますが、Joe Yellowはイタリア人です(だからユーロ・イタロなんですね)。原曲にほぼ忠実なアレンジは、かつてスーパーユーロビートシリーズで一斉を風靡したエイベックスならでは。さすがです。でもこの曲、のりべぇと同世代の人にとってはどストライクなんですけど、若い人たちにはどうだったんでしょう?もちろんのりべぇはこの曲、どストライクです。

本当はもっとたくさんあるのですが…。

 今日はこのへんで。

次回もお楽しみに!

(敬称略)

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