お天気のいい休日の朝に聞きたい「アル・ジャロウ」
今週の「音楽、だいすき!」はこんな曲をご紹介します。
Al Jarreau / Mornin’ (アル・ジャロウ / モーニン)
ヴォーカル会の超大物、アル・ジャロウです。なにせジャズ・ポップ・R&Bの3部門でグラミー賞獲った人なんですから、すごいとしか言いようがありません。
特徴はなんといってもソフトでかつ伸びのある声。力強く伸びのある声はよくありますが、ソフトで伸びがあるという歌手はなかなかいませんぞ。今日は同氏の代表曲のひとつ。AORの定番曲、モーニンです。
せっかくなので、この曲もご紹介しましょう。
Al Jarrreau / After All (アル・ジャロウ / アフター・オール)
1989年に米国タバコ「パーラメント」のCMで使用された曲です。50代以上の方ならご存知かもしれません。ここでもやはりソフトな歌声が冴えています。でもこの曲は朝というより、夜の方が合っているかもしれません。
さて、このアル・ジャロウですが、少々変わった経歴の持ち主。ロサンゼルスでジャズ・クラブ歌手として歌い始める前は、アイオワ大学で心理学を学び、カウンセラーとして数年間働いていたそうです。音楽系の大学出身という歌手・アーティストは少なくありませんが、心理学ですか…。なかなか興味深いですが、変わった経歴とは裏腹に、巧みに声質を使い分けるアル・ジャロウ。さすが大御所。残念ながら一昨年、76歳でこの世を去りましたが、アメリカ音楽史上初の偉業を成し遂げたアル・ジャロウ。ぜひ皆さんもお聴きになられてはいかがでしょう?
次回もお楽しみに!
(敬称略)
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