簡単にコーナーの説明を…。
毎週木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」をお送りします。
私、のりべぇはボーイスカウト団の裏方さんである「団委員」をつとめております。
少子化や習い事・生活様式の多様化などにより、ピーク時(1983年)の3分の1とも4分の1とも言える規模にまで縮んでしまったボーイスカウト活動を(勝手に)盛り上げよう!と始めたコーナーですが、「つぶやき」と言うよりほとんど「ボヤき」です(涙)。
では、今回の本題です。
「自然体験あそび」の効果とその成功体験を活かすこと。
昨年、文部科学省の嬉しい後押しのもとに開催した「ボーイスカウトとあそぼう!ワクワク自然体験あそび」。おかげさまで、私が所属している団ではそこそこの成果を得ることができました。と言っても私はせいぜい、Webサイトでの告知くらいしかしてないんですけどね(笑)。皆さんの団ではいかがでしたか?開催していない団もあると思いますので、入団者増加にどの程度貢献しているかはよくわかりませんが、少なくても「うちの団」では効果アリ、という結果でした。
やっぱり文科省の看板がつくと強いよね〜。
残念だけどこれ、正直な感想。やっぱり文部科学省の名前が、例え「委託事業」だとしても、お上のお墨付きを頂いたと認識されるのか、一気に募集のハードル、下がりましたものね。こればかりは致し方ないんでしょうねぇ。
でもね、実を言いますと…(うちの団の”成功体験”)。
この「自然体験あそび」は昨年度の事業。しかし、うちの団では本年度も実施しました。今度は団独自に募集して行ったんです。どうなったと思います?結果はなんと、定員いっぱいの応募をいただきました!「まん延防止等重点措置エリア」のため、人数を絞ったのも一員ですが、やはり昨年の「自然体験あそび」の余韻が残っているのかもしれません。どうやら、昨年参加したかったのだけど、諸般の事情で参加できなかったというご家族が多少いらしたということのようです。このことからも、一定の需要はあるということが言えると思います。この「自然体験あそび」。
もちろん、課題もあります。
結果、毎回大盛況の「自然体験」なんですが、入団をご検討いただくご家族も毎回1・2組はいらっしゃることから、かなり大きな成果を得ているのですが、すぐ欲張りになるのがうちの団の「上層部」。保護者の方がちょっと興味を示しただけなのに、もう入団してくれると思い込んで猛烈アタックをかけて「散る」という、従来からの失敗パターンを繰り返しそうなんですよね。あの、「手をつないだだけで恋人気分」になっちゃいけませんと、お願いをしたばかりなんですけどね(笑)。あまり前のめりになりますと、「自然体験」の裏テーマである、入団者を増やすことがバレバレになってしまい、一気に参加者が減ってしまいますので、「自然体験」を通じて入団者を一気に獲得!なんていう助平心はじっと胸の奥に収めておかねばなりませんゾ〜(笑)。
「ニューノーマル」移行後も当面は需要ありか?好機を逃さないために。
いわゆる「新しい生活様式」、「ニューノーマル」に戻るためにはまだ日数を要するかと思いますが、反対に、その日数が長ければ長いほど、子どもたちも自然に触れる機会が少なくなってしまいます。そのため、「ニューノーマル」移行後も自然に触れるというニーズは続くと思います。いつまでかという質問には回答しかねますが、昨年春の緊急事態宣言から起算し、既に1年以上、事実上のニューノーマル移行を達成できていないことを考えますと、移行後1年以上は自然に触れたいと思うニーズが続くことと思います。現状でもアウトドアブームが続いていますので、よほど大きな転換点、あるいは新しいトレンドが訪れない限り、需要はありそうです。ことによると、ボーイスカウト活動を活性化する最後の機会になるかもしれません。その好機を逃さないためには、今回の「自然体験あそび」で得られた、子どもたちと保護者からのニーズをしっかりと受け止めるイベントの開催が不可欠かと思います。
次回もお楽しみに!
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