今日は「超長期チャレンジ」のご紹介です。
「半世紀をまとめる」ということ。
なんか最近、「のりべぇ・チャレンジ」と「ステルス団委員のひとりごと」が一緒になりつつあるのですが、今日も例外なく一緒になっちゃいそうな話題です。
私が所属しているボーイスカウト団は1976年に発団(活動を開始)しました。私は1978年の入団で、「第2期生」となります(初年度は新規募集していないため)。
1976年発団ということは、5年後の2026年に発団50周年を迎えます。蛇足ですが、今年は45周年です。
先日、現在リーダーをしている後輩と電話で話す機会があり、いろいろと課題の話しなどをしていたのですが、ふと50周年の話になり、それと同時に出てきた話が「記念誌、どうします?」というものでした。
流石に半世紀を迎えた団ですから、情報量も膨大ですし、それ以上に、それなりの体裁で作らねばカッコが付きません。いや、それよりなにより、さらに50年先まで存続してほしいと願う気持ちも記念誌に込めたいと思っています。中途半端な作りで満足するわけには参りません。
かくして、水面下レベルながら「50周年記念誌」プロジェクトは深く、静かに潜航するかのごとくスタートしました。
5年越しのチャレンジ。さて、半世紀先に残る「マスターピース(傑作)」は作れるか?
記念誌というのは、あくまでも歴史を正確に記録し、残すものですから、別に傑作である必要はないのですが、やはり作るからには、半世紀先に残るほどのものを作りますよ。私、フリーライターですから(笑)。もちろん、記念誌界の傑作は目指しませんが…。
当然、予算などゼロです。だいたい「うちの団」は「持ち出し」「手弁当」が多いもので、私もその一人。印刷・製本は最終段階ですから、5年に渡り、まずできることは情報収集・取材・そしてページレイアウトにデザインといった「体裁」です。
今回のチャレンジは長期戦であるだけでなく、
多岐にわたるということです。デジタル技術の習得という点においては、既にAdobe社のデスクトップパブリッシングソフトウエア、Indesign(インデザイン)のオペレーティングを習得していますので、することといえば、ページデザインの雛形を作ること。文字を入れる(流し込むと言います)ことは後回しでもいいほどです。
しかし、情報収集と取材についてはかなりの労力を必要とするかもしれません。なぜなら、既に発団から45年が経過し、初期のリーダーなどは既に鬼籍に入り、今後もそういう方は増えてまいります。残酷な話ではありますが、人間は「なまもの」である以上、やむを得ません。となると、一人でも多くの「生き証人」から情報収集を行わねばなりません。大変ですよね、これ。
加えて、取材後の文字起こしは結構労力を必要とします。やったことがある方ならわかると思いますが、5分間の取材テープであっても、結構な時間を要します。最近ではAIによる音声解読の精度も上がり、手作業によるテープ起こしなどほとんどしないと言われていますが、実際はそんな事ありません。まだまだ機械任せというわけには行かないんですね。ですから、結構かかると思います。記念誌の製作。
ビジネスとは違う「やりがい」を得られるかがモチベーション維持のカギ。
今回のチャレンジは、当たり前の話ですが無報酬です。ビジネスであれば、その成果として報酬が得られますので、やりがいを考える場合、報酬の大小は大きな要素になります。しかし、無報酬の奉仕作業の場合、どこにやりがいを見出すかがやる気、モチベーション維持のカギとなります。昔お世話になった、懐かしい人との再会をやりがいとするのか、あるいは50年もの歴史を紐解くことにやりがいを感じるか、更には最も自分が所属する団を知る役をにない、時にストーリーテラーとして脚光を浴びることにやりがいを感じるか…。いずれにしてもモチベーションは発行の最終段階まで維持しなければなりません。
記念誌制作の過程は木曜日の「ステルス団委員のひとりごと」で公開します。
あまりにも長期に渡りますので、ずっと木曜日のコーナーでお届けするかどうかはさておき、当面は「ひとりごと」のコーナーで記念誌制作の過程はご紹介しようと思います。取材工程はもとより、DTPソフトをぜひ多くの方にお試しいただきたいので、今回使用します「Adobe Indesign」のご紹介も併せて行えればと思います。どうぞご期待ください。
次回もお楽しみに!
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