火曜日は「旧暦と一緒に暮らす」その2(5月11日・旧暦3月30日)

今日ののりべぇ
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火曜日は「旧暦と一緒に暮らす」です。

今日で旧暦の3月が終わります。

 ブログのお休みを頂いている間に「立夏(りっか)」を迎え、いよいよ夏の足音も聞こえつつある今日このごろですが、皆様お変わりございませんか?
 久々の「旧暦と一緒に過ごす」です。あっという間に旧暦も3ヶ月が過ぎようとしています。本日で旧暦の3月が終わります。

今週は新たな二十四節気こそないのですが…。

 明日から旧暦の4月を迎えます。一足早く、暦の上では夏となります。今日の関東地方は気温が下がり、季節が巻き戻された印象こそありますが、大型連休中を含め、夏日を迎えた場所もあり、やはり暦に沿った季節の進行を感じることができます。
 とはいえ、2年連続で行楽の機会を失っておりますゆえ、初夏を思わせる陽春の日差しを存分に満喫する、というわけにも行かず、どこか不完全燃焼のお気持ちの方も少なくないかと思います。

私事(わたくしごと)ではありますが、

 この旧暦を生活の一部に取り入れたことで、日本の四季を一段と身近に感じられるようになりました。歳を取ったから?という話もありますが(笑)、せっかく季節の移り変わりを楽しめる国に住んでいますので、楽しまない手はありませんよね。

日本の四季を楽しむというと、つい…

 季節を感じられる場所、例えば景勝地であるとか、歴史的建造物とかを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、結構身近にも感じられるものです。都市部にお住まいの方でも、街路樹は結構植えられているものでして、先日剪定したかと思えば、その枝の先から新しい枝が伸び、葉が手を広げるように生え始めている、なんて光景はこの季節ならではです。あるいは私の家の近所の街路樹にクスノキが植えられているのですが、常用広葉樹ではあるものの、実はこの時期に紅葉し、落葉するのです。もっとも、落葉樹ではありませんから、あくまでも葉の生え変わりなんですが…。ですが、こうした日本の四季の一コマを目の当たりにするだけでも、実に興味深いものがあります(歩道は落葉だらけになるので、掃き掃除は大変そうですが…)。
 あるいは、お近くの神社やお寺に散歩してみるのもいいですよね。私なんかは年の変わり目と困り事があるときくらいしか参りませんが(この罰当たり!と思われた方。仰るとおりです)、季節の移ろいを、神社仏閣とともに巡るというのもなかなか楽しいものです。

いきなり話が飛んでしまいますが、

 最近の子どもたちは神社やお寺にある広場のような空間で遊んだりするのでしょうか?昔はよく行きましたよね?私も都内在住の際、近くに根津神社がありまして、遊びに行った記憶があります。最近では都市近郊の住宅地には公園が整備されていますから、あまり神社やお寺で遊んだりしないのかな?なんて思ったりします。あるいは、まだ季節は先のお話ではありますが、夏休み中のラジオ体操ってよく神社やお寺に集まりませんでしたか?と言っても、昨年からラジオ体操は夏の公開放送してないんですよね。もちろん、みんなで集まってラジオ体操、なんてもってのほか。まさか、このままあの懐かしき習慣は消滅してしまうのでしょうか?ちょっと残念なような、でも、これも一つの時代の変化なのでしょうね。

さぁ、明日から新しい1ヶ月(旧暦)が始まります!

 明日からは旧暦の4月。卯月が始まります。卯の花が咲くから卯月という説もありますが、稲の苗を植える時期でもあることから、「植月(うえつき)」から「卯月」になったというものもあります。実際、春の大型連休中から新暦5月半ばというのは、私の家の近くにある田んぼで田植えが行われることが多いです。最近ではもっと早い時期、4月の半ばには田植えを始めているという農家もあるようですが、概ねこの時期が多いようです。そう思うと、諸説ある月の異名、卯月の由来も後者の「植月」という説がリアルに伝わってまいります。

みなさまにとって、旧暦4月も素敵な1ヶ月でありますように。

明日もぜひお楽しみに!

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