日刊のりべぇ 12月14日月曜日(旧暦10月30日)

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(本日の内容)・エアビー、米株式市場へ上場。時価総額約1000億ドル・フェデックスの「原案」、評価は「可」だった!・ビジネスのヒントはまだまだ隠れている!・今日の「のりべぇの雑感」

エアビー、米株式市場へ上場。時価総額約1000億ドル

「他人に部屋を貸す」ビジネスが今や巨大産業に!

 「エアビー」の略称で、今やおなじみとなった「エアビーアンドビー(Airbnb)」。米国電子株式市場「NASDAQ(ナスダック)」に現地時間10日に上場。新規公開株式価格の2倍相当の値をつけ、時価総額が約1000億米ドル(10兆4400億円)に上ったそうです。
 早い話が、ネット上で民宿を貸し出すサイトです。民宿と言っても、主にマンションや別荘の空き部屋活用が主なスタイルで、同社のビジネスモデルの起源とも言える「B&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)」とは少し違うかもしれません。また日本人には馴染みが無いので、エアビー≒民泊、B&B≒民宿とイメージしていただければ近いでしょう。
 日本ではエアビーの普及と続出するトラブル、(東京オリンピック・パラリンピックを含む)インバウンド需要への対応ということで住宅宿泊事業法が2018年に施行されましたが、マンションの管理組合が続々「エアビー反対」を決議。近隣住民とのトラブルや、犯罪の温床となっているということで、今ひとつ需要が伸びていないのが実情です。また今年は新型コロナウイルス感染症関連でインバウンド需要は壊滅。しかしエアビー本社は近隣同士の宿泊需要など、いわゆるコロナ対策向け需要に転換することで、今回の上場に至ったようです。

Uber同様「業界崩壊」の刺客と言われているけど…。

 日本では前述の通り、今一つのエアビー。同様に、近年話題のネット配車サービス、Uber(ウーバー)も、日本では海外ほど盛り上がっていません。これは法令の関係で現行法では「白タク」行為にあたるため(2020年に都内特別区一部地域にてUber Taxi開業)。代わりにUber Eatsが有名ですが、ちょっと新手の出前サービスということで、新型コロナウイルス感染症対策ビジネスとして注目されています。
 両社とも海外では知名度も高く、若い世代の人を中心に積極的に利用されているサービスではありますが、日本での受け入れは今ひとつ。Uberに至っては、実は東南アジアにおいては撤退しています(Grabに事業を売却)。
 2010年代の画期的なビジネスモデルとして注目を集めた2社。そして今回、エアビーのナスダック上場(ウーバーはNYSEに上場済)。さて今後、どんな展開を迎えるでしょうか?もちろん、日本国内での今後の動向、規制緩和や同業社との協業などにも注目です。

フェデックスの「原案」、評価は「可」だった!

良く新しいビジネスの話をする時に引き合いに出される例。

 前述のAirbnbもUberも、いわゆる「ユニコーン企業」(稀で巨額の利益を生み出す可能性のある企業)ですが、こうした企業の例、とりわけビジネスモデルの例を挙げる際に比較・歴史の1ページとして挙げられるのが、物流サービス世界最大手の「フェデックス」、フェデックス・コーポレーション(FedEx Corporation)です。
 「アメリカの主要都市間を翌日に配達するシステム」という、1970年代当時としては画期的な物流システムを可能にしたのは、創業者で元米国海兵隊大尉のフレッド・スミス氏が、イェール大学在学時に提出したレポートが起源です。
 ところが、今では当たり前のシステムですが、当時の教授からの評価は「C」。日本では「可」に相当するものでした。そのシステムとは、「ハブ・アンド・スポークシステム」。物流だけでなく、航空旅客においても現在のスタンダードとなっています。

「ハブ・アンド・スポークシステム(方式)」を簡単に図にしてみました(本人作成)。

 簡単に説明しますと、中心となる拠点(ハブ)に貨物を集約させ、各拠点(スポーク)ごとに仕分けて運搬する輸送方式をさします。一見すると、各拠点から各拠点へ直送したほうが早いのでは?と思われがちですが、それには膨大なコストが掛かります(拠点の数だけ便を出さねばならないため)。しかし、一旦中心拠点に荷物を集約させ、そこから各拠点へ配送したほうがハブ同士の運搬回数を上げることが可能となり、コストは抑えられます。運搬回数が上がるので、実は運搬の所要時間も短くなります(次の便を待つまでの時間を短くできる)。
 この画期的なシステムではありますが、残念ながらレポートを書いた1962年当時は(少なくても教授には)評価されませんでした。時代がフレッド・スミス氏、フェデックスに追いついた格好となるのですが、現代社会を支えるシステムの多くが、発案当時は夢物語か、絵に描いた餅と笑われたものばかりでした。

ビジネスのヒントはまだまだ隠れている!

「あり得ない?」が「あり得る」時代だからこそ可能な社会

 なんだか洗剤のCMキャッチみたいですが、これだけデジタル化が進んでも、あり得ないだろうと思われる出来事はたくさんあります。「もし○○が実現したら、便利だろうなぁ」と空想したら、その時がチャンス!特に日本という国は、独自に文化や経済が発展した歴史があります。それゆえにその独特な文化などをあえて壊す仕組みづくりも一つのチャンス。あるいは既存の文化に組み込むことも一つのチャンスです。残念ながら現在はエアビーもウーバーも、海外ほどの「ヒット作」には至っていませんが、外国のものを独自の文化に合わせてアレンジするのが得意なのが日本人。「中華そば」を独自の「ラーメン文化」にしてしまったのも日本人です。実際、規制緩和や同業社との協業が進んでいると前述したとおり、「ユニコーン企業」のビジネスモデルを日本国内にフィットするための「アレンジ」は始まっています。この国難とも言える時代。「ピンチをチャンスに」という、ありきたりな言葉も、あながち冗談ではないかもしれません。

今日の「のりべぇの雑感」

ビジネスネタを書く時はたいてい「自分を鼓舞する時」。

 のりべぇのブログをずっとお読みいただいている方だと、なんとなくお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネスネタを書く時はたいてい、自分を鼓舞する時であることが多い私。別に煮詰まっているわけではないのですが、なにか突破策が欲しいなぁ、と思っているのは間違いありません。
 みなさんはいかがですか?何か自分を変えたい、自分を励ましたいと思う時、どんな事を考えますか?

今日で「旧暦の」10月は終わりです。

 旧暦での令和2年も残り2ヶ月となりました。新暦ではあと2週間と少し。来年こそは飛躍の年に!と、のりべぇと同じことをお考えの方。旧暦で数えればあと2ヶ月。まだ来年の予定が…。という方は、季節の移り変わりに近い暦でもある、旧暦でプランを立ててみるのはいかがでしょうか?新暦とのズレがある分、慣れが必要ですが、一度慣れてしまえば新暦と旧暦はうまく使いこなせます。例えるなら、車のギアボックス。オートマチックなのか、マニュアルなのかの違いだと思ってください。今後、このブログでも詳しくこのお話は書いていければと思います。

明日の「日べぇ」もお楽しみに!

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