のりべぇの、音楽、だいすき! 3月17日 日曜日(旧暦2月11日)

のりべぇの、音楽、だいすき!
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今日の「音楽、だいすき!」は志向を変えて

お届けします。曲紹介はなし。実は以前も書いたことではありますが、最近のりべぇが音楽に対して感じていることをまとめたいと思います。

音楽の「聴き方」が変わったんですって?

何を今更、と思われる方も少なくないでしょう。この10年間で、音楽視聴の傾向が大きく変わったんだそうです。えっ?10年間で?ええ。そうらしいです。10年と定義するのか、それとも10年以上とするかは定かではありませんが、今日は時代を遡りながら、音楽の「聴き方」の変化を辿ってみたいと思います。

「パーソナルオーディオ」という「キーワード」

ここでみなさんに質問です。みなさんのお家に「ステレオ」ありますか?若い世代の方は「ステレオ」と聞いてもピンとこないでしょう。もはや死語になりつつあります。「ステレオ」。もちろん、これは正式名称ではありません。いわゆる「オーディオセット」です。アンプ、プレーヤー、スピーカーの組み合わせを「ステレオ」と略しています。でもってこの組み合わせのオーディオセットをお持ちの方、どのくらいいらっしゃいますか?のりべぇは持ってます。29年前に買ったものを。しかしもう10年以上使ってません。今はテレビ台になっています(笑)。パイオニア製の「Impresso」というシステムオーディオ。おしゃれなスタイルのオーディオ機器で、どうしても欲しくて買いました。20万円くらいしたかと思います。純正のオーディオラックまであります(それがテレビ台になってます)。

しかし、家電量販店に行きましても、最近はこうしたシステムオーディオってほとんど売っていません。ないわけではありませんが、ほとんど人気なし!でも、なんで?みんな音楽を聴かなくなったの?いえいえ、そこで登場するキーワードが「パーソナルオーディオ」です。

音楽を聴く「装置」が大きく変わりました。デジタル化で小型化し、音楽を「収録」する方法が変わりました。今、わざわざ音楽を本体以外のメディアに収めて持ち歩く人、ほとんどいませんよね。さもすると音楽を聴く装置本体には何も入っていないってことすらあります。いわゆる「ストリーミング」です。スマートフォンで音楽を聴く人が多い現在、スピーカーから聴くことが減ったのでしょう。スピーカーって言っても、今は「スマートスピーカー」。かく言うのりべぇだって「amazon echo」で音楽を聴いているんですから。つまり、音楽の楽しみ方が変わったと言うことです。

iPod・ダウンロード販売の登場で「潮目が変わった」

本体に音楽をたくさん溜めて聴くスタイルを確立したのは、2001年に登場したiPod(Apple製)でしょう。ソニーなどのオーディオメーカー(あえてここではオーディオメーカーとします)も追随しましたが、大きく水をあけられました。そして2005年から日本でも始まった「Apple music store」の登場でその差は明らかになりました。それまで音楽というのはCDを聴く、あるいはCDを「ダビング」して聴くスタイルが一般的でしたが、それがダウンロード販売のスタートで一変したからです。違法コピー・ダウンロードも横行し、CDに「コピーガード」をプログラミングしたのもこの時代です。つまり、2000年代に音楽の聴き方の潮目が変わりました。そしてiPodも今や生産終了の機種がほとんど。全てiPhoneに「置き換わった」と言えます。

ダウンロード販売の前。20世紀の終わり頃って?

さて、21世紀から20世紀の終わり頃に時を遡らせますと、この頃はCDを買ってせっせとメディアに「ダビング」した時代です。その証拠に、ダウンロード販売が一般化する前までは、CD販売が爆発的に伸び、「メガヒット」と呼ばれるアルバム・シングルが多かったのですから。さて、1990年代はMD(ミニディスク)やDAT(デジタルオーディオテープ)など、様々な規格のデジタルオーディオ機器がデビューし、ひっそりといなくなった時代でもあります。蛇足ですが、DCCって覚えている方、いらっしゃいますか?デジタルカセットテープのことです(笑)。

それまで、音楽を「携帯する」手段はカセットテープくらいのものでした。しかし、MDに代表されるデジタルオーディオメディアの登場で、より小さな体積でたくさんの曲数を、「サー」という高周波の「ヒスノイズ」のない音楽を聴けるようになりました。でもダビングしたんですけどね(笑)。

そうそう。蛇足ですが最近、結婚式・披露宴でかける音楽をMDで持ち込むカップルがいるそうで、それはどうやら、子どもの頃に聴いた曲を持ち込む関係なんだそうです。ちなみにMDプレーヤーって売ってないと思うでしょ?いえいえ。売ってます!もちろん新品です!業務用もあるらしいのですが、もちろん民生用もありますよ。ご興味のある方はご一読を(ここをクリック)

1982年発売開始!コンパクトディスクっていうのよ

今やCDすら持ってないと言う人もいるくらい、懐かしい存在になってしまった感じもしますが、そのデビューは1982年。今から40年近く前のことです。それまで音楽はアナログだった時代に、「デジタル」の風が吹き始めました。なにせ前述の「ヒスノイズ」も、針が拾うパチパチ音もない音楽なんて!でも最初のプレーヤーはとても高かったんです。168000円とか198000円とか(この頃、消費税はありませんよ)。音楽CDも最初の頃は1枚3500円(すぐに3200円になったけど)。たかーい!それでも一気にコストダウンして、3年後くらいには普及率も上がりましたが、実は1989年ごろまではレコードとCDの平行販売が普通でした。もっと言うと、レコードとCDと(録音済)カセットテープのトリプル販売だってありました。

その後、アルバム盤のレコードが減り、1988年に、今はなき(再生可能機器も減ってますのでご注意)、8cmCD(シングルCD)の登場でシングル盤のレコードもなくなりました。1980年代の終焉とともに、レコード時代もほぼ終わったと言えるでしょう。

蛇足ですが、ポータブルCDプレーヤー「CDウォークマン」の登場は意外と早く、1984年です。この年、覚えておいてくださいね。

うわぁー!書きすぎたぁ!

いやぁ、今日は語りすぎました!ちょうど音楽メディアのデジタル化が始まった頃の話で終わったので、続きは来週(笑)!

次回もお楽しみに!

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