今日ののりべぇ 8月2日 木曜日(旧暦6月21日)

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SNSに見る、時代の変化と栄枯盛衰…

今日は真面目なのりべぇです(笑)。少しビジネス系のお話を。

先日、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)大手の「Facebook」と「Twitter」2社の株価が大幅下落、というニュースが話題になりました。先月の26、27日を中心に、断続的に発表されていますが、Facebookの市場価値が、邦貨で約13兆円の下げ幅を記録。Twitterは決算発表後に株価が17%以上下落。話題の中心は、サービス開始以来、上昇傾向にあった両サービスに陰りが見え始めたというものです。

市場が成熟してきますと、いずれは飽和状態になるものです。初期の段階から、SNSはどの会社が主導権を握り、いつユーザー数が天井(最大)を迎えるかという話題で持ちきりでした。結果はどうかと言いますと、Facebookが世界で最もユーザー数が多いものの、主導権を握るというほどのものではありませんでした。また今回の市場価値・下落の要因でもありますが、ユーザー数が減少しはじめているそうです。どうやら2017年がピークだった、ということで「天井」は落ち着きそうです。

現在、何気なく利用しているSNS。現在のスタイルになってからはまだ15年未満ではあるのですが、スマートフォンの開発と急速な普及により、利用者数は一気に膨れ上がりました。そのサービス内容も、テキストによるメッセージ交換だけでなく、短時間動画(Instagram、Tik Tokなど)もあり、ユーザーはそれを巧みに使いこなしています。

しかし、その動きにも変化が見られたのは近年のこと。例えば、LINEは使うけど、Facebookは登録しただけ、という10代・20代のユーザーが増加。俗にいう「インスタ映え」もあっという間に「インスタ疲れ」に代わり、Tik Tokに至っては、広告が「ウザい」という理由で有名になるなど、SNSの「スタンダード」争いは混沌としてきています。

FacebookやTwitterの場合は政治的な問題、スキャンダルなどもあり、大手ゆえの課題を抱えてしまったのも原因ですし、LINEは当初よりセキュリティの脆弱性(写真やIDを盗む、乗っとるなど)が指摘されたりと、まだ「過渡期」ゆえの課題も山積しています。ネット上でのサービスはどうしてもセキュリティが最大の課題であり、解決しなければならない「壁」でもあります。また、次から次へと新たなサービス、コンテンツが生まれている現在、「SNS戦国時代」はまだまだその覇権争いの真っ只中にあると言えましょう。

ところで、皆さんはどんなSNSを利用していますか?日本国内におけるSNSサービスの利用者数は、圧倒的にLINEが多く、約7500万人、次いでTwitterの約4500万人、世界最大手のFacebookは約2800万人と、実はLINEが一番多いそうです(数値は2018年6月現在、株式会社コムニコ We Love Socialサイトより借用)。米国などとは異なる結果が出たというのも日本のメディアの独自性を象徴しているようですね。

さて、今後のSNS、どんな風に発展していくのでしょう。また、覇権争いはどの会社に軍配があがるのでしょうか。さらには、新たな会社・サービスの登場は?まだまだ目が離せないSNS事情でした。

次回もお楽しみに!

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