今日ののりべぇ 7月6日 金曜日(旧暦5月23日)

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「時価」という恐怖を、君は体験したことがあるか?

このブログをご覧いただいている方から先日、こんな話をされました。

「ねぇ、のりべぇ。最近、真面目なネタが多くないかい?」

ごもっとも。こういう時に私の「つまらなさと真面目さ」が出てしまうんですよね。ですが、本当に豪雨の被害に見舞われている皆様、心よりお見舞い申し上げます。

まあ、元来、真面目で面白くない性格の「のりべぇ」。とはいえ、せっかくの金曜日、しかも日付が変わって夜中ですから、不謹慎を承知で、おバカなネタを書こうと思います。どうかお許しを…

さて、最近は諸般の事情で「メーカー希望小売価格」という概念がなくなり、「オープン価格」という商品が増えています。特に電化製品。昔はなんでも「メーカー希望小売価格」ってあったんですが、現在は結構、「オープン価格」であることが多いですよね。電化製品の価格が小売店・量販店でバラバラになっている時代ですから、オープン価格という概念が生まれるのかもしれません。ホテルの宿泊料金も、「ラックレート」と呼ばれる、ホテル設定の標準料金こそありますが、最近は比較サイトも充実し、一番安い価格を検索するのが一般的になりつつあります。ホテル側もそれを承知し、「ベストレート」という、ホテルに直接予約してもらえば、他のサイトや旅行代理店より安く提供しますよ、という制度もありまして、かえってどこが一番安い価格なんだろう?と頭を抱えてしまうこともしばしばです(以前、沖縄旅行の時に書きましたね、このネタ)。

ところで前述の「オープン価格」ですが、これと似たような価格の掲示方法として、「時価」なんてものもあります。いや、似たようなとは書いたものの、実際は似て非なるもの。「時価」というのは、その日、時期によって価格が変わるものでもあります。

一番いい例が、お寿司屋さんでのお品書き。「大トロ:時価」なんて表記は時々見かける光景です。最近、某ステーキレストラン(そのうち写真をアップしますね)におじさん2名で参りました際は、キャビアが「時価」となっていました。(実際は、“MARKET PRICE”なんて英語で書かれていましたが、それ、早い話が「時価」じゃん!

キャビアは乱獲などの影響でチョウザメの漁獲高が激減し、高騰が続いているから時価となっているようです。まあ、大トロ、つまりクロマグロも漁獲高が激減していますので、これも時価ってわかるような気がします。

と、ここまでは真面目な話。まあ、時価について簡単にお話をしたところで、今夜はもう一つの「時価」についてお話をさせていただきます。それは、「のりべぇ」の黒歴史

30歳の頃、私は初めて営業職に就きました。それまで、営業とは無縁の世界で暮らしてきましたし、営業職の家系(そんな家系があるかどうかは知りませんが)ではないため、大変苦労しました。バカだのアホだの役立たずだの言われ、連日凹んでました。18年後ののりべぇが、まさかフリーライター歴12年目に達することなど、当時ののりべぇには想像もつかない世界だったと思います。

それはともかく、その営業職の際、私の上司(10歳年上の男性)は、女性が接客してくれるお店が好きでした。いわゆる「キャバクラ」ってやつ。今でものりべぇが初めて行った(というか連れて行かれた)時のことを覚えています。緊張のあまり、終始固まっていました。それから5年後。「最後の営業職」の時も、同僚がその手のお店が好きで、2ヶ月に1回くらいでしょうか、行ってました。

ここからは、30歳のころのお話

上司はお気に入りの女の子がいるので、その子がいるお店に行くわけですが、のりべぇは別にお気に入りの子なんていないわけです。この手のお店、嫌いじゃないけど、特別好きなわけじゃない。でも、上司は毎回同じお店に行きますから、そのうち、のりべぇも誰かを指名しなければならなくなるわけです。いわゆる「流れ」ってやつ。仕方がない。とりあえずどなたかを指名しておけば、「ねぇ、指名して」と言われる「面倒」もないだろうと。指名しましたよ。一番「のりべぇ」にモーションをかけてきた、井上和香さんを「5倍に希釈したような」女性を(笑)。すると、その女性(ここからは「和香さん」としましょう)、今度誕生日だからというので、義理堅いのりべぇは仕方なく、その子の誕生日に行きましたよ。

和香さん:誕生日に来てくれて、ありがとう(ハート)

のりべぇ:まあ、せっかくですからね

和香さん:ねぇ、何か頼んでもいい?

のりべぇ:どうぞ

和香さん:一番安いやつでいいから。一番安い「ドンペリ」

はぁ?のりべぇ、耳を疑いました。初めて聞きましたよ。”一番安い”「ドンペリ」って言い方!

多少ワインの知識はありますから、わからないでもありません。その意味。「ドンペリ」の豆知識は後ほどとして、和香さん、飛ばしすぎっス!のりべぇ、一番安い「ドンペリ」、3万円(当時)でお買い上げ〜!するとボトルが入った瞬間、女の子の数が増えてるし…。あっという間になくなってるし(涙)

いや、それで終わればまだいい方で、次に耳を疑ったのは、この界隈では一番危険なアレ!

和香さん:ドンペリ、ありがとう(ハート)

のりべぇ:い、いえ。よかったですね(チッ、なんだよ、一番安いドンペリって…)

和香さん:のりべぇ、お腹すいた〜。

のりべぇ:(いい加減にしろよ)そ、そうなんだ

和香さん:すみませ〜ん。(ボーイさんを呼んで)「フルーツ盛りあわせくださ〜い!

のりべぇ、瞬殺!幸いにしてその店は「良心的」だったため、「時価」のフルーツ盛り合わせは5000円(当時)で済みましたが、実はこの手のお店で頼むフルーツ盛り合わせは「時価」、いや「地雷」です。それも強力な(爆)。危なくのりべぇ、その場で吹き飛ぶかと思いました(笑)。これがカービングナイフか何かで美しく盛られた「アレ」、フルーツ盛り合わせが出て来た日には、旦那!1万円じゃききませんぜ!恐るべし、「時価マジック」!

おかげさまで現在ではそういうお店に出入りすることもなく極めて地味な暮らしをしているのりべぇですが、なんでも、最近の若い男性は、その手のお店にはあまり行かないそうで…。もっとも、飲酒もあまりしないとのこと。いい世の中になりました、ハイ。

世の男性諸氏。いや、中には女性も体験しているかもしれませんが、この「時価」の恐怖。「よい子」は絶対に真似をしないように(爆)!

最後に、「ドンペリ」の豆知識ね。

「ドンペリ」こと「ドン・ペリニヨン」とは、「モエ・エ・シャンドン」社が生産、販売するシャンパーニュのこと。ヴィンテージシャンパーニュとして、おそらく世界でもっとも有名な銘柄でしょう。

その中でもグレードがありまして

前述の”一番安い”ものは「白」のドン・ペリニヨン

次に、「ロゼ」のドン・ペリニヨン ロゼ。ロゼのシャンパーニュは英語で”ピンクシャンペン”とも言いますが、別にピンクではありませんし、「ピンドン」と言ってもフランス人はわかりませんよ!

これより上のグレードは、「ドン・ペリニヨン エノテーク」、「ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ドゥ・ラベイ」、「ドン・ペリニヨン P2 / P3」なんていうラベルもありますが、「エノテーク」以上は、ワイン専門店やそれなりのフレンチレストランでも行かないと、なかなかお目にかかりません(ないわけじゃありませんよ)。

以上、豆知識でした。

次回もお楽しみに!

コメント

  1. ひーちゃん より:

    続く雨で気分どんよりの中 朝から笑いをありがとう! 和香さんにやられましたね(笑) 時価も怖いけど 夜の世界も怖いよね~。
    今は行かれて無いこと!何よりです(笑)

    • Norris より:

      ひーちゃんさん、コメントありがとうございます!久しぶりにフルスロットルで飛ばしました(笑)。男ですから、夜の世界が嫌いなわけじゃないですよ。でも、実はのりべぇ、お話が得意ではない人です(笑)。面白いことも言えないし…。いわゆる「その手の店には合わない客」です(爆)

      • ひーちゃん より:

        え~! お話し得意じゃないのですか?ほんとに? 信じられません(笑)

        • Norris より:

          ひーちゃんさん、コメントありがとうございます!意外でしょ?人によっては話し上手と言われるのりべぇですが、自分ではそう思ったこと、一度もありません(笑)。特に1対1の会話は。ゆえに、この手のお店は苦手の部類に入ります。あとは…、お見合いのような場面、ですかね(爆)。

          • ひーちゃん より:

            そうなんですね(笑) お見合いは経験無いけど緊張するんでしょうね。写真見ただけで お会いして 自分をアピールしてなんて 私無言になりそう(笑) のりべぇさんとお会いする時も緊張して何も話せないかも! なーんてね。

          • Norris より:

            ひーちゃんさん、コメントありがとうございます!肝心な時にずっコケるのがのりべぇの弱点。仕事ではそんなことないんですけどね(笑)。でも、きっとひーちゃんさんをはじめ、例のお仕事仲間とお会いできるときは大丈夫だと思います。だって、肝心な時も何も、「ダダすべり」ですから(爆)。

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