今日ののりべぇ 5月2 9日  火曜日 (旧暦4月15日)

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今日は旧暦の”15日”です(たまには暦の話を…)

今日は、いつもタイトルに入れております、旧暦のお話を…。

以前にも触れたことがあるかもしれないのですが、まずは旧暦の仕組みをおさらいしたいと思います(ざっくりとした説明ですので、多少の「誤差」があります)。

私たちが普段使っている「暦」は、新暦と呼ばれる「グレゴリオ暦」を使っていますが、1873(明治6)年(正しくは旧暦の1872(明治5)年12月3日)から採用されています。簡単に言いますと太陽の運行とそれに伴う季節の移り変わりを元にし、日付を決めた暦で、1年365日、4年に1回だけ366日になる暦です。

一方、旧暦は月の満ち欠けを元にしている旧暦「太陰太陽暦」は、約29.5日で1ヶ月となり、29日の月と30日の月があります。ただし、グレゴリオ暦のように毎年1月は31日、2月は28ないし29日…と月の日数が決まっておらず、1年も354日ないしは355日となり、時々季節のズレを補正するために閏月と言う13ヶ月の年が入ります。そうなりますと、やや不便かつ複雑なところもあり、日本でも明治に入って太陽暦が採用されました。

ところが、それまで使っていた旧暦から新暦へと、暦(の仕組み)だけ移行してしまいましたので、日本の「季節の風物詩」はそのまま取りに越されてしまい、現在に至っているという、少々不思議な状態が100年以上続いています。代表的な例は七夕です。新暦の7月7日は梅雨の真っ只中。ですから「おりひめ」と「ひこぼし」はもどかしい七夕を迎えることになってしまいます(笑)。これが旧暦ですと、2018年の場合は8月17日です。台風さえ来なければ、秋の訪れを感じつつも、夏真っ盛りのとっても暑〜い日。「あのふたり」も汗をぬぐいながら1年ぶりの再会を喜べるかもしれません(笑)。

さて、今日の旧暦4月15日に戻りましょう。月の満ち欠けを元にしていますから、毎月1日は新月です。逆に15日は満月になるのが旧暦。今日はその「満月」ということになります。もちろん1ヶ月が約29.5日ですから、月齢で言いますと多少のズレがありますが、ほぼこのサイクルとなっています。ということは、今夜は満月を見られるはずなのですが…。関東地方は曇りの予報。残念ながら満月を鑑賞することはできないようです(涙)。

のりべぇのブログを始めるにあたり、新暦と旧暦を併記することにした理由は、実はここまでお話ししたことに由来します。日本の季節の風物詩を「実感」するためには、旧暦を併記することで、一層増してきます。先ほどの七夕はその一例ですが、1月1日は「新春」って言いますものね。新暦ではこれから一層寒くなるのに、なんで新春?ということも、旧暦の2018年元旦は新暦の2月16日でしたから、「あと1ヶ月もすれば寒さも和らぐかな?」ということになるわけです。

季節の言葉を大切にしながら暮らしていますと、日本の季節の移ろいを、言葉とともに感じることができるので、なんだか気持ちが豊かになりませんか?ちょっと複雑ですが、新暦と旧暦、2つの暦を楽しむ暮らし、オススメですよ(笑)。

蛇足ですが、満月の夜は犯罪の発生率が統計上、高いという話もありますので、ぜひみなさま、本日はご注意を…。

次回もお楽しみに!

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