今日ののりべぇ  6月2日  土曜日 (旧暦4月19日)

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のりべぇの、土曜日の雑感〜インプットとアウトプット

今日の「雑感」は、このブログを始めるにあたり、一番考えていたテーマについてお話ししようと思います。

私たちは日々生活している以上、視覚・聴覚をはじめ、様々な器官を使い、「情報」を収集しています。例えば、今日の南関東地方は爽やかな晴天。朝起きて、バルコニーや庭に出ますと、眩しい日差し、カラッとした少し冷たい風など、感じられるもの全てがこれ、情報なわけです。そこに心地いいBGMが加われば、爽やかな休日の朝は一層快適に感じられるでしょう。

ただ、人間の脳というのはうまくできていまして、それらの情報のうち、大半を忘れてしまいます。絶えず情報の「取捨選択」と、記憶のために「生き残り合戦」を繰り返すことで、脳内に情報が氾濫し、混乱しない仕組みとなっているわけです。

これが「インプット」。もちろん、テレビなどのメディア、書籍やネットからのものも含め、インプットの対象は多種多様です。

一方、言葉に出したり、このブログのように文章を書いたり、あるいは態度で示したりという表現の作業は「アウトプット」になります。街中でかわいい赤ちゃんと目があった時、思わずニコッと笑うことだって立派な「アウトプット」ですよね。

この「インプット」と「アウトプット」。のりべぇはこれまで、どっちの方が多かったかな?と考えたことがあります。結論はズバリ、「インプット過多」になっていたということでした。間違いなく、インプット>アウトプットの関係でした。

子どもの頃から情報を得ることに対し、貪欲だったような気がします。何がきっかけかは定かではありませんが、貪欲な上にしつこかったのは間違いありません。最初は両親に尋ねていたのですが、そのうち、本やテレビなどから情報を得られると知りますと、それらのメディアから様々な情報を得るようになりました。その結果が、現在の仕事ですとか、「のりべぇの、音楽、だいすき!」に代表される文章に活かされています。もっとも、対して役に立たない情報ばかりを追いかけていた結果、肝心の「基礎学力」は全然ダメでしたけど(笑)。

音楽の話で言えば、40年近く探していた曲、というのもあります。それは、小学2年生(1977年)の頃。文化放送だったと思いますが、「井上順のロッテ歌謡紅白ベストテン」というラジオ番組がありまして、この番組のテーマ曲が知りたくて仕方がありませんでした。当時は知りたい曲を探す術がほとんどなく、しかしずっと心の中で、あのテーマ曲って…と、youtubeを探し回って偶然見つけた曲が、

The Salsoul Orchestra 「Tangerine

でした。70年代の「大所帯系(注)」バンドの大御所、「サルソウル・オーケストラ」の曲をこんなに長く探し求めていたなんて…。でも、1977年、7歳ののりべぇにとっては、ここにたどり着くための「最短距離」はありませんでした。インターネットというのは実に素晴らしいツールですよ、本当に。もっとも、こんなに長く忘れていなかったのりべぇも、かなりの粘着質でしたね(笑)。

そういえば、先日、実験的に小説を書いているというお話をさせていただいたのですが、実はこれによる効果というものもあります。やはりなんでも続けてみるものですね(笑)。それは何かと言いますと、一番には「アウトプット」作業を行っているという点ですが、もう一つ気付かされることがあります。それは私の文章の悪癖でして、「一つの文の中で、同じ表現を二度使う」というものがあります。例えば、

「緑豊かな中央公園で家族みんな、豊かな休日を満喫できます」

という具合です。特に、の前後を書き直した際によくやってしまうです。その昔、am/pmというコンビニエンスストアのキャッチコピー「あるといいな、がある」じゃありませんが、同じ表現を繰り返すのは、読み手にしてみれば「しつこい」。小説を書いていますと、やっぱりやってるんですよね。それを書いたあと読み返し、修正を行う、という作業を繰り返しますと、だんだんこの悪癖も治りつつあります(完全に直しきれないのがのりべぇのおバカなところですが)。

そしてもう一つは、新たな情報をインプットする場でもあるということです。例えば、パーティーの場面を書いた時の話ですが、いわゆるブラックタイ着用、という席では、男性は主にタキシードですが、女性が着用されるドレス(パーティードレス)って、いろんなデザインの種類があるんですよね。Aライン、Iライン、Xライン、エンパイヤ、フィッシュラインなど、挙げればそれだけで1時間は語れそうなほどでした(笑)。これは、体型や身長、シチュエーションなどに合わせて選ぶそうですが、女性は大変ですよね。のりべぇは、違いこそなんとなくわかってはいましたが、調べるとその幅の広さに驚かされました。

さて、皆さんはこの「インプット」と「アウトプット」、どちらの方が多いですか?インプットが多いからダメとか、アウトプットが多いからいい、というわけでもないと思います。もしアウトプットが少ないなぁ、とお感じの方。のりべぇみたいに、ブログにチャレンジしてみるのも良さそうですよ。意外な発見があるかもしれません(同じ趣味嗜好を持つ方との交流など)。逆にインプットが少ないなぁ、とお感じの方。書店や図書館に足を運んで見るのはいかがでしょうか。インターネットの情報も良いのですが、インターネットで調べ物をする時って、検索ワードに関連する情報に、ほぼ最短距離でたどり着けるので。知識の幅を広げる時は、「回り道」することも大切です(笑)。書店や図書館で、いつもは読まないジャンルのコーナーに足を踏み入れると、新しい発見があるかもしれませんよ。

次回もお楽しみに!

(注)The Salsoul Orchestra (サルソウル・オーケストラ):フィラデルフィア発信のソウル、通称「フィリーソウル」の代表的な「オーケストラ」。総勢50名以上の大所帯という、今では考えにくいスケールで、同じような形態の「MFSB」などとともに、70年代を代表するソウルバンドの一つに数えられます。

コメント

  1. ひーちゃん より:

    のりべぇさんのブログを拝読させて頂いて コメント残して 私は自然とインプット アウトプットが出来てるのかもしれませんね。わからない言葉を調べたり 知らなかった音楽を聴いてみたりしてるのが情報を得てる事になるのよね。…で コメントを何回も読み直したり 漢字あってる? ちょっとここおかしいやん!って打ち直したりする事がアウトプットになってるのかな…。と感じました。今日は時間に余裕があったのでダイソーで購入した写経練習帳を書き写してました。現代語訳や解説も書いてあったので 今日のテーマにピッタリでしたね(笑)

    • Norris より:

      ひーちゃんさん、コメントありがとうございます!のりべぇのブログをインプット・アウトプットにお使いいただき、嬉しい限りでございます。それより、写経練習帳をお買いになったとは、素晴らしい!字の練習だけでなく、お経に込められた意味も学べるのってすごいですよね。素敵です!それ以上に、それがダイソーで、しかも安価で買える時代になったとは…。本当にいい時代になりました。

  2. ひーちゃん より:

    私はインプットされてる事が少なすぎると痛感してます。バランス良く出来れば良いな って思いますね。
    ダイソーで写経を見つけた時は 正直ビックリしました。ずっと何処かのお寺で書きたいと思ってたので…。ほんと時代ですよね(笑)

    • Norris より:

      ひーちゃんさん、コメントありがとうございます!インプット過多になると、いわゆる「オタク」に陥りやすいので、多分インプット<アウトプットがいいのかもしれません。それより、100円ショップの写経練習帳の件、あれはびっくりでした。のりべぇも探してみます(本気でダイソーの店舗検索かけてます)。

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