木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」その3(6月17日・旧暦5月8日)

今日ののりべぇ
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簡単にコーナーの説明を…。

 毎週木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」をお送りします。
 私、のりべぇは子どもの頃、ボーイスカウト団に所属しておりました。現在は裏方さんの団委員をつとめております。
 少子化や習い事・生活様式の多様化などにより、ピーク時(1983年)の3分の1とも4分の1とも言える規模にまで縮んでしまったボーイスカウト活動を(勝手に)盛り上げよう!と始めたコーナーです。

では、今回の本題です。

ご新規さん!喜んで!(もちろん大歓迎ですよ)

 先週はボーイスカウト内部に潜む恥部のような話をしてしまいましたので、今週はまともな話をします。
 単刀直入に申し上げますが、どこのボーイスカウト団も当然ながら、ご新規さん、つまり初めてお子さんをボーイスカウトに入れたいとご希望のご家族は大歓迎です。見出しだけ見るとなんかどこかの居酒屋みたいですが、本当に「喜んで!」という気持ちで皆様をお迎えいたします。
 可能な限り皆様が入団しやすいように準備をさせていただいてはいるのですが、なんか敷居が高そう、と思われた方。そんなことは全然ありませんので、お近くの団に、どうぞお気軽にお問い合わせください。

お子さん(スカウト)の入団だけでなく、ぜひ保護者の方もご参加を。

 少々デリケートな領域のお話ではありますが、ぜひお子さんの入団の際、保護者の方もボーイスカウト活動にご参加いただければ幸いです。
 各隊活動においては、お子さん一人での参加であっても困ったり寂しくならないように配慮させていただくのは当然として、小さいお子さん(ビーバー隊、カブ隊に相当)の場合、送り迎えなどを含め、保護者のご同伴をお願いするケースがあります。また、隊運営、団運営に保護者の皆様のお力が必要です。お仕事の関係で土日はお休みでない、という方もいらっしゃいますので、全ての保護者の方々に、とは申し上げられないのですが、ぜひお力添えをいただければ幸いです。

ただ「お手伝いを」とお願いをするのではなく、皆様のご経験が大切です。

 ボーイスカウト活動というのは実にユニークでして、主に野外活動を通じ、技能や集団生活における規律を身につけるなど、子どもたちの成長に役立つ知識・習慣を育むことを大切にしております。他方、子どもたちの技能を伸ばすために、前回もお話しました「バッジシステム」が有るわけですが、これが多岐に渡るわけです。これは全国広しといえど、全てを網羅しているリーダーはおそらく存在していないでしょう。それだけ幅広いんです。もちろん、その技能全てを子どもたちがマスターするのではなく、自分の興味や特技に合わせて選んでいく(一部「必須科目」があります)のですが、そのお手伝いに欠かせないのが、保護者の方々の経験です。
 例えば「自分は農家だし…」という方。あなたはボーイスカウト活動において貴重な存在です!農業の基本は屋外での活動。野外活動に直結しますので、ご自身の経験が大いに役立ちます。
 あるいは「私はただのサラリーマンだから…」という方。そんなご謙遜を…。事業計画の立て方に始まり、仕事を円滑に進める方法、組織を束ねるリーダーシップなど、お仕事の間は日常的なその一つ一つが、ボーイスカウト活動では大切になってまいります。ビーバー隊・カブ隊は「組」、ボーイ隊は「班」が一つの集団の単位で、概ね6人から8人で構成されます(人数の増減は団により異なります)。会社組織でも人数の違いこそあれ、最小集団の人数は同じくらいではないでしょうか?そうしますと、普段のお仕事と同じような課題・問題が発生し、その解決がテーマとなりますから、リーダーとして貴重な存在です。
 力自慢の方であれば、裏方の団委員でお願いしたい保護者の方です。夏のキャンプではあなたのお力が大きな支えとなります。
 団によってはベテラン揃いというところもあるかと思います。しかし遠慮は無用。ベテランに対しては若さで勝負してください(笑)。最近、ボーイスカウト団も指導者・裏方の高齢化が進んでいます。私が所属する団では、50歳過ぎの私ですら「若手」と呼ばれる異常事態(爆)。ましてや小学生のお子さんをお持ちのお父さん・お母さんであれば若手も若手。どんどん活動に参加していただければと、かなり本気で思っております。現場は若い力を渇望しています。

親子共通の話題が一つ増えますよ。

 また、親子でボーイスカウト活動に携わっていますと、共通の話題が一つ増えますので、ご家族内でのコミュニケーションの機会が増えます。私もその一人ですが、実は常に同じ現場に居合わせてはいません。それでも同じボーイスカウト団に所属する仲間意識とでもいいますか、連帯感のようなものを親子であっても感じることがありました。なかなか家族で話をする機会が持てないという方も、ぜひ一緒に自然の中で楽しんでみませんか?

おっ!今日は模範的な話ができた(爆)!

 おいおい…。でも、ここまで書いたことは決して綺麗事を並べたわけではありません。結構本音を書いたつもりです。そこでもう一つだけお話をしますと、私が子どもの頃、つまりスカウトの頃の話、それも中学生当時ですから、ボーイ隊に所属していた頃の話です。リーダーや団委員は当然全員が社会人。しかもいろんな業種・会社にお勤めで、中には経営者の方もいらっしゃいました。そうした大人のみなさんが、活動を通じて社会人の心得のようなものも含めて指導してくれたことがとても嬉しかったんです。学校の先生というのは、大学を出てそのまま教師になる人が大半ですから、失礼を承知で申し上げますが、あまり外の世界のことをご存知ありません。しかしボーイスカウトでは、多彩な業種の方がいらっしゃいます。学校では教えてくれないこと(決して悪いことではありませんよ)も教えてくれたのは自分の人生に大きなプラスになりました。流石に中学校では、「ミーティングの効率いい進め方」なんて教えてくれませんよね(笑)。そういう意味でも、ボーイスカウトに入ってよかったと振り返ることが(私の場合には)多々ありました。
 最後に自分の経験を踏まえつつ、今週のつぶやきを終えたいと思います。

次回もお楽しみに!

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