今日ののりべぇ 9月19日土曜日(旧暦8月3日)

今日ののりべぇ
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四連休初日はお家で読書…。

 巣ごもり中に積読、解消できなかったの…。

 今日ののりべぇは、ちょっと発想を変えて読書をしました。なにせ「積読」(つんどく。買っても読まない本を積み上げるから積読)が趣味のようになっている私。全部読み終えるにはまだまだ時間がかかります。そして本日読んだのが、この本。

リーダーを目指す人の心得」 著:コリン・パウエル/トニー・コルツ 

 2012年にハードカバーの第1刷を買ったにも関わらず、読破できなかった一冊です。現在は文庫版が出ています(リンク先は文庫版)。とてもボリュームがある本です。
 著者のコリン・パウエルは2001年から2005年まで米国務長官を務めた、米軍の元統合参謀本部議長でもある方です。米国陸軍初のアフリカ系アメリカ人大将でもあります。本書は彼の体験をもとに書かれた「リーダーシップ論」ですが、本人の「13か条のルール」に始まり、基本的にはこのルールに沿って話が展開してまいります。
 元軍人の著書といいますと、とっつきにくい印象を持たれる方もいらっしゃるでしょう。しかし、文章のボリュームはたっぷりあるものの、体験談が主な内容なので、参考になるエピソードが多く、さすがに今日1日で読破はできませんでしたが、連休中には読みきれそうです。

リーダーシップ論が書かれた本っていっぱいあるけど…。

 本書の面白さの一つに、著者の体験談、つまりエピソードが挙げられるのですが、東西冷戦時代の西ドイツ・西ベルリン、ベトナム戦争時のベトナム、そして湾岸戦争など、20世紀後半から21世紀初頭にかけての国際政治を学ぶ上で不可欠な事案を背景に書かれていますので、通常のリーダーシップ論より面白いわけです。若い世代の方だと、歴史、それも高校の世界史の、最後の方の授業で触れられた程度かとは思います。のりべぇの世代ですと、東西冷戦時代・ベトナム戦争はかろうじて記憶にあり、湾岸戦争当時は成人を迎えた頃でもあります。それ故に、リアルタイムで当時起こった出来事と、著者の体験談に対する興味が一段と湧いてまいります。よくある「若くして会社を立ち上げた俺の武勇伝」のような、一種香ばしい感じはありません。武勇伝でもあるのでしょうが、残念ながらその質がぜんぜん違っています。まあ、ベンチャー企業の社長と世界最強の軍隊を指揮する指揮官と比べてはいけませんよね。
 また、ここも大切なポイントではありますが、パウエル氏は決して順風満帆な人生、とりわけ少年時代を過ごしたわけではないそうです。詳細はあえて書きませんが、アフリカ系アメリカ人である同氏の苦難については、人種だの住んでいる環境に関係なく、じっくりと読むべき箇所の一つかと思います。

ただしボリューム満点。読んでも読んでも終わらなーい!

 エピソード主体の文章そのものは、共著者もいる関係か、とても読みやすいんですけど、なにせボリューム満点。挿絵がグラフ類がほとんどなく(若干枚あるんですけどね)、後はひたすら文章。片手間に読むという一冊とは言い難いかもしれません。むしろ、できる限り集中して読破するという気持ちが大切かもしれません。

今後は読んだ本の紹介もいたします。

 最近、皆さんはどのくらい本を読まれてますか?のりべぇは月1冊くらいです。これが多いか少ないかは定かではありませんが、文部科学省の調査結果ではほぼ私と同じ数、年間12ないし13冊の本を日本人(成人)は読んでいるようです。
 ただし個人的にはもっと読みたいと思っていますので、生活時間を改善しつつ、読書の時間を増やさねばと思っております。そしてもし私のブログを通じて皆様が読書にご興味を持たれたら幸いです。

次回もお楽しみに!

(一部敬称略)

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