のりべぇの、音楽、だいすき! 3月3日 日曜日(旧暦1月27日)

のりべぇの、音楽、だいすき!
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音楽、だいすき!は、棚卸し、ありません。

今週の「音楽、だいすき!」は、いつもと少し違った曲をお話ししようと思います。このところ、洋楽が多いんですよね。のりべぇの音楽趣味は8割が洋楽なので、偏るのはやむを得ないんですが、残りの2割って何だろう?と考えまして、ちょっと思考を変えてみました。

思い出の1983(昭和58)年のお話。

1983年と言いますと、のりべぇが中学2年生の時です。以前、一度同じネタを書いたことがあります。のりべぇの音楽遍歴として書いたのですが、今日は1983年だけに焦点を合わせてご紹介をします。

世はアイドル全盛期、チャート番組隆盛。

1983年はまさに、アイドル全盛期でした。今でも時々話題になりますが、1982年が俗にいう「花の82年組」、アイドル歌手のデビューラッシュが続いた年でしたので、その余韻が残る1年でした。しかも、1980年デビューの松田聖子さんや田原俊彦さんなども活躍していた年ですから、テレビ番組もいわゆる歌番組、あるいはアイドル出演のバラエティ・ドラマが多かったのもこの頃です。同時にチャート番組も花盛り。月曜日から日曜日まで、テレビ・ラジオでは必ず何かしらの音楽チャート番組が放送されていた頃です。

のりべぇもよーく観ていました。ですが…。

以前お話ししたかと思いますが、子どもの頃から少年時代にかけて、のりべぇは漫画をほとんど読みませんでした。真面目?いいえ。のりべぇはとにかくテレビが大好きだったんです。朝は情報番組、学校から帰って来れば、当時夕方といえばドラマの再放送が多く放映されていまして、それを欠かさず観ておりました。夜はバラエティにドラマ。夜遅くまで、とにかくテレビ三昧の日々でした。

もちろん、チャート番組や音楽番組もよく観ておりました。ところが、流石に中学2年ともなりますと、やれテスト対策だの受験勉強だのと、テレビを観るわけには行かず、徐々にテレビからラジオへと移行していった時期でもあります。

FMエアチェックって、ご存知ですか?

当時はレコードを買うお金もなく、今のように1曲ずつ購入できるダウンロード販売などなかった時代。レコードなら700円、アルバムなら2500円前後しましたので、もしチャート番組でかかる曲を全て買おうものなら、月1万円では足りません。となると、当時はカセットテープを買い、FM番組を録画するという「FMエアチェック」という方法を使って音楽を「集める」作業をしたものです。実際、FMの番組表が掲載されている雑誌がありました。「FMfan」だの「FMレコパル」だの、いろんな種類があったんです。実は、のりべぇの音楽知識が豊富になったのは、こうしたFM雑誌のおかげ。さらに番組表にはご丁寧に、オンエアする曲目リストが掲載されていますので、これをみながらオーディオセットの前に座り、電波の入りをアンテナで調節し、さらに電気のスイッチノイズを気にしながら録音したものです。

当時は今と異なり、チャート番組でも一部の番組では、曲をフルコーラスで流すことがありました。しかも、イントロで司会者のコメントが入らないものもあり、これがまさしくエアチェックの対象となりました。有名なところですと、土曜日の午後1時から放映した「コーセー化粧品歌謡ベストテン」(FM東京、現・Tokyo FM)は有名で、一部の曲は短くなっちゃうんですけど、初出場曲や上位の楽曲はフルコーラスで流れました。

同時に、洋楽に目覚めたのもこの頃から。

実は、前述の「コーセー化粧品歌謡ベストテン」のあと、午後2時からは「ダイヤトーン ポップスベストテン」という、洋楽のチャート番組も放送されていました。蛇足ですが、「ダイヤトーン(DIATONE)」というのは、三菱電機のオーディオブランドです。現在は主にカーナビゲーションシステムのブランドになっています(一部カーオーディオなどでも同ブランドを使用)。この番組も、イントロに司会者のコメントが被らず、フルコーラスで流れる曲が多かったので、エアチェックには最適でした。最初の頃は聞かなかったんですよね。ところが、折しも洋楽ブームが到来した当時は、クラス仲間の何人かに洋楽好きがいまして、話が合うようになり、私も今まで以上に洋楽を聞くようになりました。

そして洋楽から「映画音楽」へ。

洋楽から「映画音楽」に音楽志向の幅が広がったのもこの頃。のりべぇは1982年ごろから聞いてはいたのですが、実は1983年というと、映画音楽に大きな変化が訪れた年でもありました。映画「フラッシュダンス」サウンドトラックの大ヒットです。それまではどちらかというとマニア向け、あるいは映画好きの人の音楽ジャンルだったのが、一気にポピュラーになった1枚です。それまでも結構いい作品が多かったんです。一例ですが、「Flash Dance(フラッシュダンス)」の主題歌「Flashdance… What a Feeling」(フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング)を歌ったアイリーン・キャラ(Irene Cara)ですが、同作品から遡ること3年前の1980年に映画「Fame(フェーム)」の同名曲「Fame」(フェーム)を歌って大ヒットしています。しかし、世界的に見ても、「フラッシュダンス」以降、数々のヒット曲を生んだサントラが連発するということを考えますと、ある意味ターニングポイントの1枚とも言える作品です。

これ以外にも、「スコア」と呼ばれるインストゥルメンタル曲も大好きになったのはこの頃。これは昨年4月にもこのブログでご紹介しています。

話は逸れますが…。

前述の「Flashdance… What a Feeling」(フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング)ですが、こっちの曲で覚えている方もいらっしゃいませんか?

What a feeling~フラッシュダンス」麻倉未稀

同年放映の「テレビ映画」、「スチュワーデス物語」です!(テレビ映画と書いたのは、当時、フィルム(日本では主に16mmフィルムを使用)で撮ったドラマがまだありまして、この「スチュワーデス物語」もその一つでした)

偶然にも、主演の堀ちえみさんは1982年デビュー。そう。花の82年組です。しかも主題歌を歌った麻倉未稀さんとは同じ大阪府出身。偶然ですが、共通点がいくつか見つかりました。

ですが、肝心のドラマの方はと言いますと、製作会社の「大映テレビ」色が強すぎまして、とっても大げさな台詞やストーリー、さらには効果音まで大げさ。堀ちえみさんご自身も当時から違和感をお持ちだったそうです。そもそも、19歳のキャラクター設定なのに、堀ちえみさんは当時16歳。おいおい!最初から無理があるだろ(爆)!(もっとも、前述の通り、アイドルが主人公のドラマ全盛期でしたので…。ご本人に責任は一切ございません)

でも、健気で可愛らしさ満点の役!おまけに16歳の女の子に「本物の」日本航空の制服なんて着られちゃいましたら、そりゃ大人気になるわけですよ(笑)!ちなみに最高視聴率は、最終回の26.8%(関東地区、ビデオリサーチ調)でした。

さらに話は逸れますが、このブログを書いている2019年3月3日時点で、堀ちえみさんの舌癌手術が終わったという報道がありました。どうぞごゆっくりご静養され、元気になられましたら再びお姿を拝見できればと思います!

さらにおまけ(笑)。

せっかくなので、こんな曲を最後にご紹介して終わります。

100℃で HEARTBEAT」風間杜夫 同ドラマの挿入歌。これで「478期」の女の子たちは踊ったんですよ!しかも穴守稲荷(羽田空港近くにある神社)で!

そしてこっちが原曲。

American Heartbeat」Survivor Eye Of The Tigerの「サバイバー」ですよ!

次回もお楽しみに!

(敬称略)

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