やっとリニューアルオープンしましたのりべぇのブログ。現状維持の「M&M」ですが…。
今週から新装開店!第1弾となる月曜日は「M&M」です。
毎週月曜日は、のりべぇの大好きな音楽(Music)・映画(Movie)をご紹介する「M&M」です。今週はリニューアルオープンの週なのですが、「M&M」は従来通りのコンテンツなので、詳しい説明は省きます。さて、今週は…。
今週は映画を2作品ご紹介いたします。題して「映画をより楽しく味わうための映画」。
これらの作品を観ると、映画の裏側がわかりますよ(笑)。
リニューアル第1弾は「Movie」でした(笑)。しかも、いつもの映画とはちょっと違いますよ〜。
今日ご紹介の2作品は、映画といえば映画ですが、1つの作品をモチーフに、映画の撮影手法や俳優・女優、そして映画監督の苦悩までが描かれた、「映画の仕組みがわかる映画」。もう一つは、今や映画には欠かせない存在となった「映画音楽」。その成り立ちとともに、現在活躍中の映画音楽家たちのインタビューを収めた作品。この2作品です。いずれも異色の作品ながら、映画の裏側が覗けるという、映画ファンならずとも楽しめる作品のご紹介です。
撮影技法がそのままタイトルに「アメリカの夜」(1973年、フランス・イタリア合作)。
フランス映画の原題は「La Nuit américaine」。でも英題は「Day for Night」。では、和題は…。
元々「アメリカの夜」とは、夜のシーンを日中に撮影する技法を指します。特にモノクロフィルム時代の話ですが、実際の夜に撮影をしてもうまく撮れないため、レンズにフィルターを装着し、夜に見せかけた上で日中に撮影したというもの。最近ではフィルム・レンズ、そしてデジタル技術の進歩でこの技法はほぼ使われなくなりました。
ちなみに和題なんですが、2通りあり、公開当時(1973年)は、「映画に愛をこめて アメリカの夜」。リバイバル公開以降(1988年)は「フランソワ・トリュフォーのアメリカの夜」ですが、近年では前者で呼ばれることのほうが多いです。
さて、作品の本題ですが、劇中では父親と息子の嫁が恋に落ちて駆け落ちしてしまうというストーリーの「パメラを紹介します」という映画の撮影を通じ、監督の苦悩や人間模様が織り込まれた作品となっています。映画づくりの現場がそのまま映画の内容になっているという、新しい視点の作品として、また、映画を学ぶ人達の教科書的な作品としても有名です。では、予告編を御覧ください。
じっくりご覧になりたい方は、ぜひDVDのご購入を…。
蛇足ですが…。
実は、日本でも同じタイトル「アメリカの夜」という番組が存在しました。タイトルが示す通り、モロに映画の撮影技法を紹介する番組でした。往年の名スター、宝田明さんがホスト役だったというのも話題になりました。1991年10月から翌年3月までの間、フジテレビ系列の深夜枠で放送されていました。覚えている方、いらっしゃいますか?あの番組は今回ご紹介した「アメリカの夜」にインスパイアされた作品でしたが、とてもわかり易く、撮影を学ぶ人でなくても楽しめました。もう30年も前の話なんですね(笑)。
世界を代表する「映画音楽作曲家」が勢ぞろい「すばらしき映画音楽たち」(2016年、アメリカ作品)
映画ファン、音楽ファン必見の「ドキュメンタリー映画」です。
私がとりわけ映画音楽好きというのもありますが、今や映画にはなくてはならない存在なのがこの「映画音楽」。原題は「score a film music documentary」。そのまんまです(笑)。
ドキュメンタリー作品ですから、なにかストーリーがあるわけではないのですが、作品内で印象的なのが、映画はよく知らなくても、音楽を聴くと「あっ!アレだ!」と思い出せるのが映画音楽のすごいところ、というエピソード。そして底で取り上げられるのが映画「JAWS(ジョーズ)」です。あるいは、映画会社「20世紀フォックス映画(現:20世紀スタジオ)」の作品冒頭の「ファンファーレ」も、日本人の多くが「パンパカパーン!」と字で表すだけでも思い出せますよね。あのファンファーレももちろん立派な作品(作曲は映画音楽界「伝説の巨匠」、アルフレッド・ニューマン)。もちろん、映画音楽の歴史や、どんなふうに現場で作られているのかも紹介されています。まあ、能書きはさておき、予告編をどうぞ。
じっくりご覧になりたい方は、ぜひDVDのご購入を…。
新装開店しました(と言っても今まで通りですが)「M&M」。どうぞよろしくお願い申し上げます。
次回もお楽しみに!
コメント