月曜日は「M&M」!その5(6月28日・旧暦5月19日)

今日ののりべぇ
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毎週月曜日は、私の好きな音楽・映画をご紹介しています。

さぁ、6月最後の週&7月最初の週が始まりますよ〜。

 早い話、「新暦の」2021年も半分が過ぎようとしているわけですよね。振り返ればあっという間でしたが、今年の私は色々ありましたので、意外と長く感じております。とはいえ、「新暦の」2021年は残り半分。除夜の鐘を聞きながら、「今年はいい1年だった」と、コロナ禍であっても言えるような年にするべく、後半もお互い、頑張りましょう!!

では、今日の本題。今回は「Music」です。

本格的な夏を迎える前に贈る、のりべぇにとって最高の夏の記憶。それは…。

 1983年です。以前も何度かこのブログで書かせていただいた通り、この年は年間を通じてたくさんの記憶が残っており、もっと言えば、夏の記憶は鮮明に残っています。加えてこの1983年というのは、今に歌い継がれている名曲が多数リリースされた年でもあり、その名曲が邦楽・洋楽問わず多いということでもあります(ついでに言うと、1984年も結構多いのですが)。そのため、私の記憶の中で強く印象に残る曲をご紹介!としますと、膨大な数(と言っても50曲程度だけど)に及んでしまいますので、夏に厳選し、かつ邦楽(J-POP)に限定してご紹介したいと思います。

「1983年」のりべぇの思い出と当時の音楽(映画も混じってる)事情ひとコマ。

 当時13歳、中学2年生ののりべぇです。中学2年生と言うと多感な時期ですよね。ですが、至ってマイペース。当時の座右の銘は「Take it easy 」という、その言葉の通り、イージーゴーイング(easy-going)な少年でした。
 そんな私でも、人並みに好きな女性もいましたねぇ。一時期、隣の席になり、授業の合間に相談事をしました。夏休みに控えていました、ボーイスカウトのキャンプに関連し、メニューを提案しなければならなかったんですが、その女の子に色々と教えてもらいました。非常に助かりましたし、何より好きな子とコミュニケートできたのが嬉しかったと記憶しています。
 でも、せいぜいそんな程度。後は勉強も日常生活も、やっぱりイージーゴーイング。まあ、テレビ番組はよく見ましたし、本当は保護者同伴でなければ都内に行ってはいけないという謎校則がありましたが、私はそんなのを無視して映画を観に行きました。流石に交通費の関係で見に行ける本数は限られますが、それでも1983年は自分の人生の中でも観に行ったほうですね、映画。まあ、今日は音楽のお話なので、話を音楽に戻しましょう。
 当時はテレビ番組全体に占める音楽番組の割合が非常に高かった時期でもありました。各局チャート番組を始め、音楽バラエティ、アイドルによる歌とミニドラマ・コントなどがセットになったバラエティ番組など、2021年現在より多彩だったかもしれません。また、アイドル主演による映画が制作された時代でもあり、とりわけ1983年は、角川映画による「メディアミックス」作品の代表、「時をかける少女」(大林宣彦監督、原田知世主演。7月16日公開)が、映画・主題歌共に大ヒット。前述の通り「メディアミックス」の代表例としても挙げられます。結局音楽の話から映画の話にスイッチしてしまいました(笑)。
 では、これ以外の音楽についてお話をしますと、フォーク・ポップス共に花盛り。また、フュージョンと呼ばれる、ジャズをベースに、ポップス、ロックなどを融合(フューズ)させた音楽もヒット曲を発売。フュージョンのブームは1970年代後半から始まりますが、イギリスのフュージョンバンド「シャカタク」の日本国内ヒットとともに、一般的なフュージョンブームを起こしたのがこの頃でした。
 さて、横道に逸れそうなので、前述の通り、夏の思い出とも言える曲をご紹介させていただきます。それも邦楽のみで!

「のりべぇ思い出の曲1983年夏・その1」。実は同年3月リリース「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)/YMO」

 夏の曲として、現在でも多くのアーティストがカバー曲をリリースしているこの曲。YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)による7枚目のシングル曲。化粧品メーカーのタイアップ曲として、実は同年3月にリリースされた曲です(アルバム「浮気なぼくら」の先行シングル曲でもあります)。
 見出しにもある通り、「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」とサブタイトルが付いていますが、現在では「君に、胸キュン」と書いたほうが一般的かもしれません。それまでシンセサイザーを全面に打ち出し、無機質なバンドイメージの強かったYMOが「かわいいおじさんたち」をコンセプトにしたこの曲。プロモーションビデオも当時のアイドル歌手を彷彿とさせる内容で、今風に言えば「キモカワ系?」(笑)。こんな感じです。

「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」PV

輸入盤の安いCDを見つけましたので、「久しぶりにCDで聴いてみるか」という方は下の画像からどうぞ(「特典なし」のCDなので、ご購入時にはご注意ください。ただし、特典有りはプレミアム価格です)。

「のりべぇ思い出の曲1983年夏・その2」実は現役女優が作詞を担当。「春なのに」とくれば「夏模様/柏原芳恵」(注)

 (注)先に申し上げますと、「春なのに」の次のシングルリリースは「ちょっとなら媚薬」です(笑)。ですが、柏原芳恵にとって同年を代表するシングルとしてあげるならば、「春なのに」であり、私にとって彼女の作品の中で代表曲だと思うのは「夏模様」です。
 この曲のポイントは、作詞が「微美杏里(ビビアン・リー)」のペンネームでクレジットされている藤真利子。つまり、現役女優でもあり、歌手でもある彼女による作詞です。作曲はオフコースの松尾一彦という、少々異色のコンビ。しかし、特にサビの部分の歌詞・メロディラインは正統派アイドルの王道を行くものだと思います。夏のギラギラした日差しというより、避暑地を思わせるような、涼し気なアレンジにもご注目ください。

「夏模様/柏原芳恵」

 久しぶりに聞いてみるか、と思われた方はぜひ下でご購入を。蛇足ですが、今ならmp3よりCDの方が安いですよ、旦那!(爆)

「のりべぇ思い出の曲1983年夏・その3」最後はやっぱりこの人。映画の主題歌でもあります。「天国のキッス/松田聖子」

 1980年代前半のアイドルを語る上で絶対に外せない人物といえば松田聖子。1983年夏のヒット曲は、映画「プルメリアの伝説 天国のキッス」の主題歌です。ただ、リリースそのものは4月27日で、次のシングル「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」(両A面シングル)のリリースが8月1日なので、厳密に申し上げれば夏のヒット曲と言うには少々無理があるかもしれません。
 作詞は「巨匠」松本隆、作曲はYMOの細野晴臣です。この年はYMO(の各メンバーにとって)大きな1年だったと思います。前述のアルバムリリース、アイドルへの楽曲提供、そして映画「戦場のメリークリスマス」への出演とサウンドトラック作曲(坂本龍一)。こういうところにも接点があるというところも興味深いですね。
 さて、曲に戻りますが、細野晴臣らしい、YMOの真骨頂とも言えるテクノポップを普段に用いつつ、転調を重ねるという、技巧的な曲に仕上げられています。しかし持ち前の歌唱力でそれを難なく歌いこなしていく聖子ちゃん。やっぱりすごいッス(笑)。ただ、全体的に低めの音が続く曲のため、テレビの音楽番組ではキーを上げて歌っています。こんな感じですね。

テレビで歌うとこんな感じです。「天国のキッス/松田聖子」

 ちなみにレコーディングされた曲の場合はこっち。

違い、わかりましたか?「天国のキッス/松田聖子」

 この「天国のキッス」も収録されている彼女の「最高傑作」とも言われているアルバム、「ユートピア」。ぜひCDで聴いてみませんか?

本当はもっとたくさんご紹介したい曲があるのですが、

 今日はこの辺で。私にとって、とても思い出の多い1年ですから、時々ご紹介できればと思います。

次回もお楽しみに!

(敬称略)

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