木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」その1(6月3日・旧暦4月23日)

今日ののりべぇ
これまでの投稿

簡単にコーナーのおさらいを…。

 毎週木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」をお送りします。
 私、のりべぇは子どもの頃、ボーイスカウト団に所属しておりました。現在は裏方さんの団委員をつとめております。
 少子化や習い事・生活様式の多様化などにより、ピーク時(1983年)の3分の1とも4分の1とも言える規模にまで縮んでしまったボーイスカウト活動を(勝手に)盛り上げよう!と始めるコーナーです。

でもね。実は早速…

 今年度こそはステルスモードから卒業!と思ったところで父の病気。現在は入院中ではありますが、退院後は自宅での介助が待っています。慣れれば大したことでもないでしょうし、父本人も日常生活を取り戻すべく努力を重ねておりますので、悲観はしておりません。むしろ今季は引き続きステルスモード、といったことで、すごろくの「一回休み」状態です。

では、今日の本題です。

ボーイスカウト活動も「コロナの影響」を受けてます…。

 そりゃ、飲食業界を中心に、もはや「壊滅的」ともいえるほどの打撃を受けている現代社会ですから、ボーイスカウト活動も例外ではありません。度重なる活動自粛が通達されます(こういう通達は当然トップダウンで、ボーイスカウトの場合、一番てっぺんにあるのが日本連盟。その下に各都道府県連盟っていう組織があります)。
 ボーイスカウトは主な活動の場が屋外なんですが、時には屋内で行うこともあり、主に中学生で構成される「ボーイ隊」以上になりますと、キャンプを行いますから、テント内というのはいわゆる「密状態」になり、昨年からキャンプは中止しています。
 蛇足ですが、世の中ではアウトドアブームのようですが、一人、あるいはご家族でのキャンプならまだしも(もちろん、家庭内感染と同様の危険性はあります)、お知り合いであっても、生活を共にしていない方との同じテント内での宿泊は家庭内感染以上の感染リスクが上昇しますので、できればお控えいただいたほうがよろしいかと思います。早い話が、「密な空間でオールする」のと同様の効果が生じますので…。以上、余計なお節介でした。

 とはいえ、全く活動をしないわけにも行かず、オンラインでの活動を試験的に導入したり、広々した屋外で十分な間隔を取って活動するなど、できる範囲内で頑張っております。私が所属する団のみならず、各団の皆様、大変ご苦労なされていることと思います。

でも、温度差を感じるんだよなぁ。Scouting never stops って、ちょっと。

 昨年春から、日本連盟では「Scouting never stops」という「標語」を、従来から使用されている「なろう。一人前に。」に加えています。率直に申しまして、「(日本連盟の)お気持ちはわからないでもありませんが、伝わりにくいと思いますよ」。
 私自身、ボーイスカウト活動が大好きで、活動を支持するからこそ、辛口で申し上げますが、従来からの標語である「なろう。一人前に。」というのも、「曲解」すれば「ボーイスカウト活動に参加しないと(うちの子は)一人前になれないとでも言うのか?」と受け取れますし、昨年からの「Scouting…」も、「活動はできないけど辞める(あるいは止める)なよ!」と、頭ごなしに強制でもするつもりかと私自身、憤りを感じた瞬間もあります。もちろん、日本連盟からすればそんな意図などあるわけもなく、「なろう。一人前に。」の件も、大人になる≒一人前になるためにどんな事を身に着ける(習慣づける)といいかな?という言葉が内包されていますし、「Scouting never stops」の件も、新型コロナウイルス感染症に負けず、共に歩み続けよう、という激励と共栄・共存の気持ちが込められているのでしょう。ただ、つい力を込めて断定的な表現を使ってしまいますと、曲解されてしまう、あるいは人の心理として曲解したくなるものです。現場の各団では、指導者(リーダー)、団委員・育成会員という成人が冷静に判断し、子どもたちのためにより良い活動を推進すべく頑張っています(中にはのりべぇのようなのもいるけど)。加盟スカウト数(子どもたち=スカウト、成人=指導者などは全員、日本連盟に加盟します)が減少していることを懸念しているのは十分承知していますが、力みすぎるあまり、表現方法に力が入りすぎると、どうしても温度差を感じるんですよね。まぁ、この温度差問題は昨日今日に始まった話ではありませんし、過去の話を蒸し返すのもお互いの精神衛生上よろしくありませんので、今日はこの辺にしておきましょう。

でも、こういう状況だからこそ、ボーイスカウト活動の本領発揮!(のはず)

 ボーイスカウト活動をご経験されていない方には少々わかりにくいお話になりますが、同活動には「2つのシステム」があります。1つ目が「パトローリングシステム」。これは次回以降ご説明するとしまして、2つ目が「バッジシステム」というものです。ほら、街なかでボーイスカウトの子たちの制服を見ると、胸ポケットのあたりにいろいろワッペンが付いてますでしょ?アレです。軍隊式に考えれば勲章であり、ボーイスカウト活動においては、課題の習得を行うともらえる「修了証」です。その範囲は実に幅広く、中には養豚章(これは中学生(ボーイ隊)以上が習得できる技能章と呼ばれるもののひとつです)なんてのもあります。
 話を戻しますが、この「バッジシステム」というのは、なにも集団で集まった時(隊集会と呼びます)にしか習得できないものではなく、その半分以上は、実は家庭で課題を習得するものです。ボーイスカウト活動も家庭学習が必要だったりします。そして実はこのいわゆる「コロナ禍」で習得を促進できるともいえます。おそらく団によっては「バッジシステム」の家庭での習得強化を行っているかもしれません。
 ただ、習得のコツのようなものを理解していませんと、何をして良いのかわからない、というケースも少なくありません。私自身、実はスカウト経験者なもので、子どもの頃、このバッジシステムの家庭での課題習得に苦労したものです。私の理解力不足もあったのですが、習得できなければ例のワッペンがもらえない。そうすると取り残されたのかな?という劣等感を覚えることもあり、これがボーイスカウト活動を辞めるきっかけになりかねないのです。
 本来の「バッジシステム」は、あくまでも本人が学んだことの「足跡」であり、その数で能力の優劣が決まるものではありません。でも、所詮は子どもですから、そりゃたくさん欲しくなるわけです。人より数が少ないと楽しくなくなりますよね。このあたりの指導にもう少し工夫が必要かな?と私自身思っていますし、それをリーダーに押し付けてしまうのは単なる負担増になってしまいますので、やはり私たち団委員がお手伝いすることが大切となります。この課題は言いっぱなしにせず、何らかのアイデアをこの場でご紹介できればと考えております。

毎週お願いをさせていただきます。

今週のお願いは…。

 それはですね…。「ボーイスカウト活動、やってますよ〜」という、皆様へのご認知のお願いです。
 流石に日本の全市町村にボーイスカウト団があるわけではありませんが、皆様がお住まいの地域にもきっとボーイスカウト団があるかと思います。元気に活動していますので、「おっ、まだ頑張ってるな、ボーイスカウト」程度で結構ですので、ぜひご認知いただければ幸いです。最近、なかなか活動をアピールできる場がないもので…。勝手なお願いにて失礼いたしました。

次回もお楽しみに!

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