今日ののりべぇ 11月14日土曜日(旧暦9月29日)

今日ののりべぇ
これまでの投稿

本日で旧暦9月は終わります。

旧暦9月の異名は長月でした。そして…。

 日に日に寒さが厳しくなりつつある今日このごろですが、皆様、おかわりございませんか?さて、本日で旧暦の9月がおしまい。明日から旧暦10月、神無月に入ります。そして旧暦における季節は冬を迎えます。

土曜日は「のりべぇの雑感」をお届けしております。

あ~あ。自分の青春時代が「レトロ」だって(ため息)

 そりゃそうですよね。私の10代は1980年代。今から40年近くも前の話なんですから…。そう感じたのは、昨日、知人とYouTubeチャンネル「ノリス・ラボ」の話が出た時のこと。慌てて指摘を受けた際に挙げられた番組「今夜くらべてみました」(日本テレビ系列放送)をTVerでチェックしました。80・90年代のアイドルが大好きな20代の女性が出演し、熱く語っていました。合わせて、近年のファッションブームについてもネットで検索。ファッションもごく一部の方でしょうが、ブームらしいですね。は〜。な~んも知りませんでした。
 文化は一定のサイクルでブームが訪れることは承知していました。実際、90年代初頭の「レトロブーム」は、1950・60年代がモチーフでしたから、そのまま順繰りに時間を合わせれば、2020年前後に1980年代・90年代あたりが「レトロブーム」と呼ばれる時期に差し掛かるのはわからないでもないのですが、いよいよその時が訪れたのか…、という気にさせられました。
 もちろん、受け入れられないという話でもなく、それだけ時間が過ぎてしまったんだという気持ちもないのですが、とりわけ80年代後半、いわゆる「プラザ合意」(1985年)以降の日本、つまりはバブル景気ですが、アレっていい時代だったのかな?と、その時代を(ほんの少しだけ)謳歌したくせに、疑問を抱く自分がいました。

これを「世代の乖離」と言うのでしょうか?

今どきの子たちには「ダサい時代」だと思われていると…。

 ずっと思っていました。ファッションも、音楽も。文化全般だけでなく、今のようにコンプライアンスに関する概念などろくにありませんでしたから、生活様式に至るまで「ありえない」と敬遠されているのではないかと。
 もちろん、それらの一部に対する支持なんだとは思うのですが、今のほうが洗練されていて、効率もよく、とりわけ20世紀後半の「大量生産文化」に目を留める必要がないのでは?と思ったりします。
 一方で、今の時代には「ありえない」からこそ感じる新鮮さとでもいいましょうか、それが今どきの子たちが目を留める理由なのかも知れません。でも、それだったら高度経済成長真っ只中の1960年代のほうが華やかで、見ごたえもあるのではないかと思ったりするわけです。でも違う。「身近な過去」ということなのでしょうか?オッサンには段々わからなくなってまいりました(笑)。

でもこれって、新鮮さを感じる人だから話せることでしょうね?

 さすがにリアルタイムで経験した世代が目を輝かせながら話すと、ドン引きされるんだろうなぁ(笑)。例えば、前述の番組「今夜くらべてみました」で取り上げられた「まちぶせ」という曲があるのですが、番組内では歌詞の「あざと女」っぷりにヤバさを感じたと出演者の方が話されていました。いや、当時からヤバさを感じましたって(笑)。でも、番組の放映時間の関係なのか、それともあえて取り上げなかったのかは定かではありませんが、石川ひとみさんが歌った「まちぶせ」は1981年のリリース。でも実際はカバー曲で、原曲は三木聖子さんが1976年にリリースしたもの。なのでソングライター名が旧姓の荒井由実さんなんです(蛇足ですが松任谷正隆さんとの挙式は同年11月)。って話をするとドン引きされるんだろうなぁ(笑)。ちなみに、両作品のアレンジ(編曲)を手掛けた松任谷正隆さんいわく「ストーカーの歌ですよね(笑)」ですって(Wikipediaより拝借)。

あんまり深く考えるの、や~めた(爆)

自らが歳を重ねたと自覚し、深く考えないようにします…。

 おいおい、そう結論づけたら、今までの話が全てパーになるじゃないか!と思われそうですが、まぁ、我々にとっては懐かしい、青春の1ページ。今どきの若い方にしてみれば、新鮮でもあり、時代の隔たりの中に変化と普遍的なものの双方を見出す機会。「レトロブーム」というのはそういうものなのでしょう。お粗末様でした。

次回もお楽しみに!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました