今日ののりべぇ  2月18日 月曜日 (旧暦1月14日)

今日ののりべぇ
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最近、街歩き、してないなぁ…

(ちょっとエッセイ風に書いてみます)

お客様との打ち合わせ時間までの間、昼食を兼ねて日本橋の街を歩いてみた。「コレド室町」をはじめとする再開発により、一層華やかさを増した中央通り。近代的なビルディングに挟まれるかのように、三越デパートや三井本館の建築物が重厚な佇まいを主張している。

しかしそこから路地に入ると、街並みは一変する。もちろん近代的なビルディングも立ち並ぶのだが、その間にポツン、ポツンと、明らかに自分より歳を重ねた建物が健在している。それは何処かの会社の営業所であったり、リノベーションこそ行ってはいるが飲食店だったりするのだが、どことなく懐かしさを漂わせる中、街に息づいている。

さらに細い路地では、人々が行列をなしている。どうやら繁盛している飲食店のようだが、並んでまで食べる時間もなく、ただ目で追って終わり。だが、こうした日常の風景を、連続する写真から切り取ったかのように目にする瞬間こそ、街歩きの醍醐味、とでも言おうか。

カッコつけて書いてみましたが、今日、10分間の出来事です。

今日は仕事の関係で日本橋を訪れました。地下鉄「三越前」駅の界隈は、エッセイ風の文章の通り、コレド室町のオープンで一層華やかになりました。ですが、ちょっと路地に入りますと、懐かしい感じの建物が残っているんですよね。ほんの10分程度の街歩きでしたが、やっぱり街歩きは楽しいものです。それも、観光地のような特別な場所ではなく、大通りから1本入った路地の風景とか。それで今日思ったのが、「最近、街歩きしてないなぁ」ということでした(笑)。

人々の日常を目にすることって楽しいですよね?

話は日本橋から沖縄に飛びますが、昨年3月に訪れた沖縄旅行で、那覇空港に戻る(正しくは、那覇空港の近くにあるレンタカー屋に車を返しに行く)前に、「A&W」というハンバーガーショップに立ち寄った時のことです。場所は沖縄都市モノレール線「小禄」駅の近く。集合住宅も立ち並んでいるのですが、やや大きめの戸建住宅が立ち並ぶ一角もあり、さらにイオン那覇店もあり、賑やかな風景を目にしました。

また昨年11月に訪れた大阪では、太陽の塔や万博記念公園見学の後に立ち寄りました、ららぽーとEXPOCITYも、日曜日とあって買い物客で賑わっていました。どちらも観光客が訪れる場所というよりは、地元の方が訪れる場所かと思いますが、家族連れやカップルの何気ない会話が耳に飛び込んできますと、実に興味深いものがあります(別に盗み聞きしているわけではありませんよ)。楽しげに会話している人たちを目にしますと、なんだかこっちも幸せな気分になってきます。翌日から仕事だというのに、そんな憂鬱な気分も、忘れられるひと時です。

ちょっとしたことが、実は大切。新鮮。幸せ。

こうした日常の一コマって、日本全国ほぼ同じ。「今日の夕飯は何が食べたい?」だの、「ねぇ、あれ買って?」だのと、他愛もない会話かもしれません。時には涙を流す彼女をなだめる彼氏(何が原因かは知りませんよ)の姿も目に飛び込んできますが、そうした日常の一コマこそ、実は大切なこと。平和だねぇと思える瞬間って、大切じゃありませんか?また、話の内容こそ同じであっても、言葉のイントネーションの違いだとか、地域性が出る夕飯のメニューだとか、あるいは全国展開している量販店だから、そりゃ同じものを買うよねぇ、という場面だって、意外と新鮮だったりします。そして前述の通り、やっぱり週末に家族連れやカップルが仲良く買い物や外食をしている場面って、幸せですよね。

あくまでも私の考えですが、街歩きの醍醐味って、こうした「日常の一場面」を覗かせてもらうことなんじゃないのかな?って思っています。まあ、観光地というのは全国、いや、世界のいろんな場所から集まってきますから、混沌としているんです。でも、地元の人しか行かなさそうなスーパーだとか、飲食店というのは、そうした混沌さがありません。その地元色が強い場所ほど、一コマ一コマがとても興味深く感じられるんです。

やっぱり最近、街歩きが足りないなぁ、と嘆くのりべぇでした。

次回もお楽しみに!

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