今日ののりべぇ　5月19日　 土曜日　（旧暦4月5日）

土曜日の雑感〜時代の変化に対応する（変わるものと変わらないもの）

（週末なのに、小難しい話でごめんなさい！）

最近、経済誌「Forbes」（フォーブス）の日本版をメールで毎日読んでいまして、先端のICT（情報通信技術）などの情報を吸収しています。結構良質な情報が多く、とても勉強になります。

でも、何がすごいって、これらの情報がほとんど時間差なく、しかもスマートフォンで読めるということがすごいですよね。えっ？今更？と思われた方。その今更を、今日はお話ししようと思います。

少しお話しはさかのぼりますが、私が19歳の時ですから1989年。初めて自分で買った電子機器は、ワープロでした。確か10万円くらいだったと思います。

その後、1990年にはページャー（ポケットベル。注1）を買いました。1994年には携帯電話、マッキントッシュ（マック。注2）の購入です。

1996年にはインターネット接続を始めました。

そんな紆余曲折を経て現在に至っているわけですが、今や音声通信の主流は完全に無線回線ですし、そもそも音声通話などせず、SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）を使う時代になりました。インターネットだって有線でつないでいる人、減ってますよね。のりべぇの場合は自宅で作業をしますので、有線LANでつないでますが、おそらく2018年現在、そんな人は一部のゲーマーやクリエイターを除き、少数派になりつつあるでしょう。

デバイスと総称される、電子機器も大きな変化がありました。デスクトップパソコンからノートパソコンへ、さらにはタブレット端末、そしてスマートフォン。今や、パソコンは持ってないけど、スマートフォンは持っているという人の方が多いかもしれません。でも、これはほんの10年程度の話なんです。例えば、国内シェアトップのiPhoneは、2007年1月の発売開始（初代）。日本での発売開始は2008年です（当初はソフトバンクのみ）。Androidスマートフォンは2008年に誕生。日本での発売開始は2009年です。しかし、10年足らずでこんなに普及しました。性能についても急速に進化していますが、一番進化したのはアプリと呼ばれるソフトウエアでしょう。これも、スマートフォンの性能が上がった結果、使えるものが増えたためです。

前置きが長くなりましたが、急速にICTは進化しています。機器も、ソフトウエア（アプリ）も。しかし、スマートフォンの次（注3）を狙っている企業は少なくありません。常に時代は変化しているのです。スマートフォンだって最初は、一部のマニア向けの商品に過ぎないと言われていました。しかし今や、通信手段の主流に君臨しています。

しかし、変化しないものもあります。先日、お世話になっている美容師の方とお話をすることがあり、「私たちの仕事って将来的になくなるのかな？」とおっしゃっていました。ロボティクスの進化で、散髪ロボットなどは現在の技術でもある程度は可能でしょうが、特に女性の方に質問。美容院に行く理由って、カットやパーマ、カラーリングだけじゃないですよね。美容院って、コミュニケーションの場でもあるわけです。世間話、近所の噂話、美容に関するものや、時には恋愛相談など、その内容は多岐にわたるもの。これはさすがにロボットには難しいでしょう。仮にAI技術が進化しても、女性の多様な会話にはついていけません。予測不能ですもの（笑）。でも、それでいいんです。それこそが、変化しないものだからです。

実は、のりべぇが最近必死になっているのが英語力をあげること。そんなの、翻訳ソフトや通訳アプリでも使えばいいじゃない？と思われるかもしれませんが、やはりここは、変化しないもの、な訳です。機械に頼るのではなく、自分の頭で読み、書き、聞き、話す。特にForbesを読むようになってから、原文（主に英語）を読みたくなったのですが、さっぱり（笑）。だからこそ、「英語脳」が欲しい（笑）。これも、変化しないものなんでしょう。

時代の変化にどう対応するかは、世代を問わず常に課題であり、新しいものの登場にワクワクする一方で、使いこなせるかどうか不安になることもしばしば。一方で、変化しないものへの対応というのも大切なことですよね。そんなことを考えたのりべぇでした。

次回もお楽しみに！

（注1）ポケットベルというのは日本電信電話公社→NTTの登録商標です。当時ののりべぇは、東京テレメッセージ製の、数字が表示されるものを使っていました。

（注2）1995年に買ったかもしれませんが、記憶が定かではありません。

（注3）グーグルグラス（メガネ型情報端末）やApple Watch（スマートウォッチ）はその代表例ですが、いずれも主流になっているとは言えません