寝込むほどではないけれど、やっぱりショックは隠せない…。
またも「時代に取り残された」のりべぇ。「オトナブルー」って、なに?
今に始まったわけではありませんが、確実に昨今のJ-POPを「素通り」しているのりべぇ。最近、たまたま観たテレビ放送で、紅白歌合戦(正式にはNHK紅白歌合戦)だのレコード大賞(正式には輝く!日本レコード大賞)の番宣らしきものを見かけたのですが、半分どころか、ほとんどのアーティストを知りません。そんな中、やたらとキャッチーなPVを見まして、それが「新しい学校のリーダーズ」というグループの「オトナブルー」なる楽曲でして、改めてYoutubeでフルコーラス聴いてみましたよ。
誰かがコメントで書いてましたけど、「昭和テイストの歌謡曲を令和風にアレンジするとこういう感じ」と。実に「言い得て妙」だと思いました。昭和を生きた私から言わせると、それも「思った以上に昭和なテイストを盛り込んだ感じ」。なにせ、コンプライアンスでガチガチなエンタメ界にあって、よくもここまでやったなぁと、逆に感心しましたが、それでも「もうついていけない…」。またも老いを感じた週末です…。寝込むほどではなかったのですが、ショックは隠せず。自身の今後を考え込んでしまった、土曜日でした…。
っていうか、「音楽年齢」でいうと、確実に「70歳以上」ののりべぇ。
主に聴いている音楽の年代から年齢を推定するという意味で、ここでは「音楽年齢」なる言葉を使わせていただきます。もし誤用でしたらご容赦のほど。
もし「音楽年齢」なる言葉が存在しまして、それが前述のような意味を持つとしたら、のりべぇは確実に70歳を超えているでしょう。さすがに戦前の曲を聴いたりはしませんが、最近はジャズ、それもアート・ブレイキーだのビル・エヴァンスだのという、主に1950-60年代に活躍したアーティストの曲を中心に、同年代の映画音楽を聴く機会が多いです。仕事をしながらBGMとて聴くのは、主に80年代のスムーズ・ジャズ(スムース・ジャズとも)と呼ばれるジャンルの音楽ばっかし。これらをリアルタイムで聴いていた世代って、少なくても60歳以上。ジャズに至っては、70歳以上確定です。最近は80年代の文化などがブームになったこともあり、当時の音楽を聞かれることも結構あるようですし、私が20歳前の頃には「レトロブーム」なるものが一時的に流行り、1950-60年代の文化が流行したこともあります。レトロと呼ばれる、広義の意味での懐古主義は、歴史的にみて定期的に訪れるもののようですから、もうすぐ54歳となる私、のりべぇが過去のレトロブームで、自分が生まれる前の文化に触れたという経緯はあるのですが、どちらかというと昔からオッサン臭いというか、ジジ臭いところがあり、いよいよ実年齢がそのオッサン臭さ、ジジ臭さに近づいた、とも言えるんですけどね…。
業界の方、ごめんなさい!やっぱりテレビ(番組)、面白くない…。
私のオッサン臭さ、ジジ臭さに拍車をかけるのはやはり、テレビ離れ。子どもの頃は1日に5時間以上テレビを観ていたのりべぇ(朝1時間、学校から帰ってきて2時間程度、おまけに夕食を挟んで2時間以上は観てたなぁ)。今では平均1時間も観ません。逆にラジオは1時間以上聴くこともありますが、ほとんどがネット。先日も「北朝鮮による沖縄上空のミサイル通過」(Jアラートに基づく)があった際、Youtubeのライブで一部始終をチェックした次第です。まあ、それもテレビ局が流していましたから、地上波か、ネットかの違いなだけかもしれませんけどね。
ただ、せっかく手塩にかけて製作されたテレビ番組だとは思いますが、面白いと思えなくなっております、私。業界の方、本当にごめんなさい!私のせいではないのはよ〜くわかっておりますが、近年、テレビ番組の制作会社が倒産、あるいは事業終了で減ってるらしいですね。あえて理由を詮索はしませんが、色んな意味で厳しい世の中になりましたよ、本当に。
それでもスマッシュヒットを繰り出す「若い人たちのパワー」に敬意を。
まあ、テレビ業界が寂しくなる一方、ネットという新しい媒体があるから、とは申しませんが、いろんな意味で厳しい環境だと思われるエンタメ業界にあって、若い世代のアーティストたちは頑張ってると思います。なにせ前述の通り、やれコンプライアンスだの、○○ハラスメントだのと、ルール・モラルに縛られまくっている現在。クリエイティブな活動ってすごく難しくなってると感じています。やっぱり、枠の中(檻の中ともいう)に収められているものというのは、動物園の動物たちを見ればわかりますが、どこか正気を失っていますよね。でも、それが時代というものです。そんな中にあって、前述の「新しい学校のリーダーズ」のPV・楽曲のように「間隙を縫う」かのようなスマッシュヒットを繰り出す。このブログでは何度も書いてますが、「最近の若いのは、スゴイ!」。私ごときがいうのもなんですが、若い人たちのパワーに、敬意を述べさせていただきます。まあ、元々「国内最弱クラス」ののりべぇですから、一生勝てっこないんですけどね(笑)。
次回もお楽しみに!
(敬称略)
コメント