今日から旧暦の2月です。
あっという間の1ヶ月でした(あくまでも個人的な感想であり…)
今日から旧暦の2月です。思えば、あっという間の1ヶ月でした。きちんと神社にお参りをし、商売繁盛のお札をいただきまして、忙しく1ヶ月を過ごしてまいりました。さて今月はどんな1ヶ月になるでしょうか?楽しみです。
昨日の予告の「答え合わせ」をします。
答え合わせと申しましても、別に昨日、出題したわけじゃないんですけどね(笑)。今年は暦の上でユニークな年にあたります。旧暦に関しまして、「13ヶ月」あるという、いわゆる「閏月」が入る年です。なぜ閏月が入るかと申しますと、旧暦の1年は354日。対して新暦は365日(4年に1回は366日ですね)。つまり、11日少ないのが旧暦です。その差を埋めるため、約3年に1回、調整のための1ヶ月が加わるというわけです(注:本来は少数点以下の数字も入るのですが、それは割愛しました)。前回は2020年でした。
また、閏月はその時によって、差し込まれる月が異なる場合がありますので、注意が必要です。2020年は4月のあとに「閏4月」として加えられています。ということは、2023年、今年はといいますと、2月のあとに「閏2月」が加わるということになります。この月の違いが、前項では割愛した、少数の部分にあたると捉えていただければと思います。
ちょっと得した気分?あるいは面倒くさい?
この閏月の制度ですが、理由は二十四節気との差分調整です。毎年11日短いわけですから、そのうち、真夏なのに1月、なんてズレが生じてしまいます。これを避ける目的もあるわけですね。とはいえ、3年に1回、13ヶ月あるというのはちょっと得した気分になりませんか?あるいは、面倒くさいと思われますか?
ちなみに、ユダヤ暦もこの太陰太陽暦がベースとなっていますが、閏月が入るのは年末、つまり、最後の月に加えられるのだそうです。こちらのほうがわかりやすいかもしれませんね。
面倒臭さも風情のうち、なんてね(笑)。
季節感を大切にすることを目的に、新暦・旧暦のハイブリッド生活を楽しんでいる私ですが、実は旧暦というのはこうした、ズレが生じる暦。ならば新暦のままでいいんじゃね?と思われそうです。ですが、昔ながらの季節の習慣は、二十四節気をはじめ、旧暦ベースであることが少なくありません。もちろん、行事については新暦で決められることのほうが多いのですが、ほんの1ヶ月程度のズレが、日本の季節感を味わうには必要なエッセンスのようなものなんです。本当に些細なものなんですけどね。もちろん、あまりこだわりすぎない程度に、生活の中に取り入れてまいりますと、この国の自然や習慣、風俗文化といった物事が一層楽しめるかと思います。面倒臭さも風情のうち、なんて考えていただければ幸いです。
明日もお楽しみに!
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