今日ののりべぇ 5月2日 木曜日 (旧暦3月28日)

今日ののりべぇ
これまでの投稿

「積ん読」解消作戦第3弾!

4月上旬から始めています「積ん読」解消作戦。3冊目を読み終えました。実は読み終えたのは少し前なのですが、アップが遅れてしまいました。さて、「積ん読」解消作戦第3弾の本とは?

「積ん読解消作戦」3/100 

書名:時代の流れが図解でわかる! 早わかり日本史 著者:河合敦  出版社:日本実業出版社

実はのりべぇ、「日本史が大の苦手!」その理由は?

誠にお恥ずかしい話ですが、実は私、日本史が大の苦手。私の父は日本史が大好き。別に親への反抗だったわけじゃないのですが、特に10代の頃は好きではありませんでした。好きでないどころか、大嫌いでした(笑)。それも、すごく乱暴な理屈で。それは、「今更過去を振り返ったところで、何の役に立つんだ!」だって(爆)。のりべぇの教養のなさは、こういうところからも垣間見ることができます。バカねぇ、のりべぇ(笑)。

すみません!半分ウソをつきました!でも、半分?実は、上記の理由も一つあるのですが、もう一つの理由があるんです。

それは、祖父が時代劇ばかり観るので、歴史物に嫌気がさしたという、とんでもない理由もあったんです(爆)!それも「水戸黄門」だの「大岡越前」だのという、TBS系列のテレビ映画(ほら、フィルムで撮影するからテレビ映画ね)などが理由です。ああ。「暴れん坊将軍」ってのもあったなぁ(あれはテレビ朝日系列)。

とにかく小さな子どもにはつまらない。勧善懲悪のわかりやすいストーリーですから、子どもにもわかりやすいのかもしれませんが、小さな子どもは残酷です。率直に思ったのが、「何でこの人たち、刀なんて武器で戦うの?銃だのライフル使った方がよくないか?」だって(爆)。刑事ドラマが大好きだったのりべぇ。いわゆる「殺陣」がもどかしくなっていました。だめだ、こりゃ。

おっといけない。本題を忘れておりました…。

話題が逸れてしまいましたので、本題に戻ります。この「早わかり日本史」は各時代の話題を2ページで完結させ、かつ左ページ上を中心に、図解が入っています。時には時代を前後させることもあり、例えば「土地制度の移り変わり」については、743年の「墾田永年私財法」の話題ですが、図解ではちゃんと1946年の「農地改革」までを年表にして網羅しています。つまり、歴史を時系列に、簡潔にまとめつつ、時に時代をまたいで書かれているという、実にわかりやすい構成になっています。図解もとてもわかりやすく、実に秀逸な「歴史入門書」です。実際、歴史マニアのベテランライターさんに見てもらいましたところ、著者の河合敦氏の本はとても読みやすいそうで、歴史好きの方にはとても有名な方だそうです。

じゃあ、著者のお話を少し。

著者の河合敦氏は1965年生まれ。大学卒業後、都立高校の先生として活躍されています(書籍が発行された2005年現在)。高校で教鞭をとる傍ら、日本史にまつわる書籍への執筆、寄稿を多く手掛けていらっしゃます。本書につきましては、受験勉強のための「詰め込み学習」で学ぶ意欲を削がれてしまう日本史に親しんでもらうために、わかりやすく「2ページ簡潔型」の構成、「流れとして日本史を把握できるように」お作りになったと書かれています。確かに、歴史が苦手なのりべぇにも読みやすい良書でありました。

中・高時代の復習には最適!ただし注意点がひとつ!

本書は現在中高生の人にもお勧めできる一方で、主なターゲットは、中・高時代の学習を復習したいという方向けかな?と思います。

ただし、注意点がひとつありまして、それは「歴史は生き物である」ということなんです。

ご存知の方も多いかと思いますが、とりわけ近年、歴史にまつわる新たな発見があり、日本史も結構書き換えられているということなんです。例えば、のりべぇが中学生の頃は、鎌倉幕府の誕生は1192年。「いい国(1192)作ろう、鎌倉幕府」と覚えたものですが、現在では1185年説(源頼朝が守護・地頭の任免権を獲得した年)を鎌倉幕府の誕生とする説が有力だそうです。それでも有力というだけで、実は1192年も含め、6つの説があり、まだ「決着がついていません」。こうした「歴史の修正」に対応することも必要というわけで、歴史に関する本とはいえ、常に最新のものを購入する必要があるのだそうです。

おかげさまで、ほんの少しだけ日本史が好きになりました!

でも、水戸黄門も暴れん坊将軍も嫌いです(笑)。鬼平犯科帳も、エンディングの「ジプシーキングス/インスピレーション」が流れる日本の四季を写した映像しか観ません。どうやらもう少し時間をかけて日本史を好きになる必要がありそうです。

次回もお楽しみに!

一部敬称略

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました