月曜日は「M＆M」！（11月1日・旧暦9月27日）

勝手に1回お休みしました。ごめんなさい（涙）

すみません。サボりました…。

　毎週、私の好きな音楽と映画をご紹介しております「M&M」ですが、先週は1回お休みをいただきました。ちょっとお疲れ気味らしく、勝手にお仕事サボりました。すみません…。

今週は「映画（Movie）」です。

先週サボったところからやり直しです…。

　今週のM&Mは映画をお送りします。次第に秋も本格的な時期を迎えております。既に一部地域では紅葉も見られるようですね。そんな秋の夜長といえば、映画を楽しむという方も多いのではないでしょうか？個人的にはようやく日本も新しい生活様式、ニューノーマルへと移行し始めておりますので、ぜひ映画館でのご鑑賞を、と思う次第ですが、夜の時間を楽しむ際はどうしてもお家のテレビやパソコンで鑑賞、となりますよね…。

今週も2作品ご紹介させていただきます。

新旧スターの共演。派手さはないところがベターなスパイ映画「スパイ・ゲーム（Spy Game）」（2001年・アメリカ作品）

　ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット主演のスパイ映画「スパイ・ゲーム」。まさに新旧二枚目スターの共演なんですが、一時期の007シリーズにみられるような、派手なアクションシーンが光るスパイ映画ではないというところがポイント。実際、冒頭からブラッド・ピット演じるトム・ビショップは無謀な作戦を決行し、中国にて逮捕されてしまいます。
　そこからストーリーは時間が巻き戻され、ロバート・レッドフォード演じるネイサン・ミュアーとトムとの出会い（トムがベトナム戦争末期にラオス軍将軍を暗殺することから、ネイサンがCIAへのスカウトを始めるシーン）に始まります。ともに仕事をしつつ、スパイは非情なゲームであることにトムが辟易とする1970・80年代を経た後、トムが好意を寄せていた難民救援活動家で医師のエリザベス・ハドレー（キャサリン・マコーマック）が中国・蘇州刑務所に収監され、彼女の救出のため、自ら逮捕されるという場面でクライマックスを迎えます。
　外交交渉で解決を図りたいネイサン、しかし外交交渉のテーブルに付きたくないホワイトハウス。CIAもホワイトハウスに同調。トムが処刑される時間が刻々と迫る中、ネイサンは退職金を賭してある作戦を発動する。

　元来、スパイというのは大きく分けて二種類あり、情報収集と工作活動に分かれます。前者は実際、日本でも行われています。しかし、007シリーズも、あるいはミッション：インポッシブルシリーズもですが、これらは工作員のお話です。現在の日本には工作機関はありませんので、本当に映画の世界、ということになります。
　その中でも冷戦時代を中心に描かれた本作品は、工作活動のダイナミックな部分と影の部分、そして国家間の裏取引など、見どころいっぱいの作品となっています。ラストシーンは更に見ものになっています。ぜひご鑑賞を。では、予告編のご紹介です。

「スパイ・ゲーム」予告編（日本版の予告編がありました！）

ぜひ秋の夜長に、ご自宅でもご鑑賞を。DVD版をご紹介いたします。

日米でほぼ同名映画があるけど、こっちはコメディの方。「張り込み（Stakeout）」（1987年・アメリカ作品）

　張り込みといえば松本清張原作の映画が有名ですが、そちらは「張込み」（1958年）。でもって、こちらは「張り込み」。脱獄囚スティック（エイダン・クイン）の元恋人マリア（マデリーン・ストウ）の家を張り込むことになったシアトル市警刑事のクリス（リチャード・ドレイファス）とビル（エミリオ・エステベス）。ところがクリスはマリアと次第に恋仲に。マリアの留守を良いことに勝手にマリアの家に潜入するは、恋仲になった二人の声が警察に盗聴されちゃうし、挙句の果てにはスティック登場！コメディをベースに、中々スリルある作品に仕上げられています。
　主演のリチャード・ドレイファスはスティーブン・スピルバーグ作品のうち「ジョーズ」、「未知との遭遇」に出演。また「スタンド・バイ・ミー」では大人になったゴードン役として作品の冒頭と最後に出演するなど、幅広い作品に出ています。
　共演のエミリオ・エステベスは、実はチャーリー・シーンの兄でマーティン・シーンの息子。いわゆる俳優一家です。でも、エミリオ・エステベスは本名なのに、マーティン・シーン、チャーリー・シーンは芸名というのも興味深いところ。ちなみにエミリオ・エステベスといえば「アウトサイダー」「セント・エルモス・ファイアー」など、青春映画（ハリウッドにもこのジャンルがあるそうな）への出演が有名。また、トム・クルーズとの親交も深く、その縁から「ミッション：インポッシブル」にも出演しています。では、「張り込み」の予告編を御覧ください。