月曜日は「M&M」!(9月20日・旧暦8月14日)

今日ののりべぇ
これまでの投稿

音楽(Music)と映画(Movie)をご紹介するので「M&M」です。

まぁるいチョコレートではありませんよ(笑)。

 さて、新装開店後も相変わらずな「M&M」。先週は映画をお届けしました。1本の映画を通して、映画づくりの裏側や携わる人達の苦悩を描いた作品、そして映画音楽にまつわるドキュメント作品をご紹介しました。
 今週は音楽(Music)です。では、本題に入りましょう。

秋にのりべぇが思い出す曲って?

おそらく、秋にまつわる曲ではありません。

 今週は2曲をピックアップし、ご紹介したいと思います。いずれも、のりべぇが「秋」というと思い出す曲(洋楽)ですが、おそらく、秋にまつわる曲ではありません。単にのりべぇが聞いていた時期が秋だったというだけの話です。でも、秋らしい雰囲気の曲だと「自分の中では」思っている曲です。どちらの曲も、枯れ葉が埋め尽くす公園の散歩道を、のんびり歩きながら秋を満喫するイメージです。もちろん、個人的な印象に基づいています。

ピーター・セテラのハイトーンヴォイスが冴える曲です。

Chicago / Hard To Say I’m Sorry (シカゴ / 素直になれなくて 1982年リリース)

 今やシカゴを代表する1曲とも言える「素直になれなくて」。1982年リリースでアルバム「Chicago 16(邦題:ラヴ・ミー・トゥモロウ)」に収録されています。
 当時のヴォーカル、ピーター・セテラとプロデューサー、デヴィッド・フォスターによる作品で、ピークを過ぎたと言われていたシカゴが7年ぶりの全米ナンバー1に輝いた曲でもあります。
 曲調はバラード。原題が示す通り、「ごめんって言うのが辛くて(直訳)→素直にごめんって言えなくて」という内容。「彼女を怒らせてしまい、謝らなきゃいけないのになぁ。君がいないと寂しいんだよなぁ」という、率直に言うと「だらしない男のストーリー」(笑)。ですが、さすが「巨匠」デヴィッド・フォスターのメロディ!そしてピーター・セテラのハイトーンヴォイスがだらしない男をステキに演じてしまいます(笑)。
 もう一つだけお話を入れますと、実はアルバム版はこの「Hard To Say I’m Sorry」から、アップテンポの「Get Away」が「同一トラック」で収録されています(シングル盤ではカットされていることが大半)。時々こういう手法を用いるアーティストはいますが、こうした部分も意外で楽しめる曲となっています。では、YouTubeで曲をお楽しみ下さい。

Chicago / Hard To Say I’m Sorry / Get Away (アルバム収録と同じ「同一トラック」でご紹介します)

「Chicago16」は彼らがリリースしたアルバムの中でも名盤と呼ばれる1枚です。ぜひCDでもご視聴を!

「もう、恋なんてしない」を曲にしたのは「こっちが先」って言うことですかね?

Eric Carmen / Never Gonna Fall in Love Again (エリック・カルメン / 恋にノータッチ 1976年リリース)

 「もう恋なんてしない」といえば「マッキー」、槇原敬之の代表曲(1992年リリース)ですが、そこから遡ること16年前に、(訳してしまえば)ほぼ同じタイトルの作品がありました(別にマッキーはパクっていないんですけどね、多分。それもあって、あえて見出しでは読点(、)を入れたんですけどね)。
 エリック・カルメンは主に1970年代に活躍したアーティスト。アメリカの出身です。その後、1984年に映画「フットルース」のサウンドトラック「Almost Paradise」の作曲を手掛け(歌ったのはマイク・レノとアン・ウィルソン。今回は割愛)、1987年には映画「ダーティ・ダンシング」で「Hungry Eyes(邦題:ハングリーアイズ)」をリリース。そのため、70年代の彼を知る人と、80年代に映画を通じて知る人に分かれるかもしれません。
 さて、Never Gonna Fall in Love Againに戻りましょう。この曲は前年にリリースした「All By Myself(邦題:オール・バイ・マイセルフ。1975年リリース)」同様、ラフマニノフの作品をモチーフにした楽曲です。Never Gonna Fall in Love Againは交響曲第2番ホ短調作品27、All By My selfはピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18がそれぞれモチーフになっています。そのため、クラシックファンならば「あっ」と一部の旋律に気づかれるかと思います。2曲連続で使われるというのは珍しいケースかと思います。
 彼の秀逸なところは、それぞれのモチーフを巧みに活かしてバラード曲を仕上げているという点。今回ご紹介のNever Gonna Fall in Love Againでは主に間奏部分で使われているのが印象的で、耳に心地よく響き、残ります。ビデオでそんなところもお感じいただきながらお楽しみ下さい。

Eric Carmen / Never Gonna Falling Love Again

よろしければベストアルバムもどうぞ。

次週もお楽しみに!(敬称略)

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