それはちょっとしたきっかけでした。
昨日（というか１０日）、ふと帰りの電車の中で思ったこと。最近の電車はあまり揺れないんですが、それでも揺れる車内で、頭が重い。別に失恋したわけでも、仕事で怒られたりミスをしたわけでもないのに、なぜだろう？と思ったら、頭の中で活字がシャリシャリ。今の時代、活字は紙の上のものだけではありません。液晶ディスプレイ上にだって、ふんだんに出てきます。それを読むときは紙だろうが液晶だろうが一緒。画像情報と活字情報は、頭の中への入り方が異なります。圧倒的に活字情報の方がインプット（入力）できますし、本来はインプットしすぎて頭が混乱することなどありません。しかし最近ののりべぇはどうやらインプット過多になっていたようです。こういうときは軽くリセットするに限ります。
さて、（家に）こもるか？（外に）出るか？
またシェイクスピアの戯曲みたいなことを申してしまいましたが、こういうときは家の中にじっとこもることもできますし、いっそのこと外に出てしまうこともできます。前者の場合は全ての電子機器の電源を切り、新聞はおろか、テレビも観ない。後者の場合は少なくても都市部に言ってはいけない。さて、どうするべきか？
とった選択肢は「外に出ました」。それも、電子機器を置いて（緊急連絡用のスマートフォンこそ持っていきますが、あくまでも緊急用。こちらからは一切通話も、インターネットアクセスもしません）。
車を走らせること約3時間。茨城県某所にあるキャンプ場に着きました。大型連休明けなので、人はほとんどいません。お天気、いいのにねぇ。
ご飯作って、ボーッとして、おやすみなさい。
暗くなる前に無洗米でご飯炊いて、レトルトのカレーを温めて、肉を焼いたら食べて、片付けて。夜空を眺めながら安ウイスキーを飲んで、ボーッとして、眠くなったからおやすみなさい。ただそれだけ。ひとりで行くキャンプなんてこんなものです。ですが、電子機器を忘れ、日常生活を忘れ、活字を忘れ、外食ではなく、キャンプ用のガス（ストーブっていうんですよね）とアルコールのストーブで食事を作る（最近のキャンプ場は裸火禁止が多いんです）という、「最低限の営み」を1泊だけでも体験しますと、自然と頭の中がリセットされるんですね。最近全然キャンプに行ってませんでしたので、いい経験になりました。スマートフォンは緊急連絡用と割り切っていましたので、画像がないのが残念ですが、今回はお許しください。
ふらっと外に出かけられる環境に感謝。
とはいえ、少々自分勝手な行動ではありました。ですから、ボーッとしながらの前の、食事作りの時に、こうしてふらっと外に出かけられる今の環境に感謝しました。ボーッとしている時、涙こそ出ませんでしたが、自分が情けないといいますか、寂しいオッさんだなと振り返えることしばし。少しウイスキーを飲みすぎたせいでしょうか？それでも、いい機会を得られたと思います。キャンプ場の自然も含めてすべてに感謝でした。
明日はちゃんとお家に帰ります。
次回もお楽しみに！
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