寒の戻りとは言うけどさ、本当に寒いんだけど…。
来週後半もぐずついた天気が続くようで。
昨日も書きましたが、まさに「寒の戻り」の1日。まるで桜の開花を待っていたかのような天気でした。来週後半も予報ではあまり天気が良くない様子。お花見は悪天候を覚悟しなければならないかもしれません…(注:首都圏エリア、関西圏エリアの方々限定の話になるかと思います)。
密かに銀行破綻が続出中?「レギュラーメンバー」のクレディ・スイス銀行の名前も…。
毎度のことではありますが、銀行破綻というと、最近はレギュラーメンバー化しつつあるクレディ・スイス銀行。結局、政府による補填?のようですが、なんだかいや〜な空気が流れています。もっとも、今日は土曜日なので、明後日、月曜日に蓋を開けてみないとわかりません。我々が気になるのは日経平均株価への影響と、ドル円相場への影響ですが、他国の金融機関の話とはいえ、高みの見物、とも言えません。少しの間、中止が必要ですね。
常に最悪の事態を想定すべし。いよいよキナ臭くなってきましたぞ。
危機感を煽る気はまったくないのですが、どうやら、常に最悪の状況を想定しながら行動するべき時に差し掛かったように思います。
対象的な例を上げるとすれば、1960年代のキューバ危機。あわや核戦争、というところで米ソ双方が回避に成功した例です。1980年代後半の軍縮は、これでいがみ合う関係も少しは緩和されるか、と思われました。
しかし、明らかに潮目が変わったと思えるのは、2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件。世界貿易センタービルへの航空機衝突と、それに伴う建物倒壊など、衝撃の映像が多くの人々の目に飛び込んできました。当時は大いにショックを受けた、という印象が強すぎて、それ以上のことに目が行き届きませんでしたが、今にして思えば、「最悪の事態が起こる」という世の中の流れの始まりだったのかもしれません。
その最たる例といえば、2011年3月の東日本大震災。そして昨年から続く、ロシアによるウクライナ侵略(日本政府見解に基づく呼称)。最近ではトルコ・シリア地震も含まれるでしょう。以前なら、大きな災害であっても「ここまで酷いことになるとは…」というほどの被害ではなかったものが、原子力発電所の水素爆発や燃料棒融解であったり、周辺国を巻き込みかねない「代理戦争」の様相を呈してきたりと、考えうる悪い方向へと進んでいるように思えてなりません。
こうなりますと、あらゆる分野に関して「最悪の事態」を想定するしかなさそうです。
リスク・マネジメントが日常生活の一部なる時代の到来か?
こうなると、リスク・マネジメントが日常生活の一部として捉える必要があります。幸か不幸か、日本人は自然災害に見舞われることが多く、日頃から災害への備えを行う習慣があります(全員が、とは言いませんけどね)。反面、紛争に対する免疫が薄れていますので、自然災害と同じくらい、地政学的リスクについても考え、準備をする必要があるかと思います。
本ブログでは、こうした一連のリスク・マネジメントについて、断続的にお届けしてまいります。ただ、ビクビクしながら読んでも意味がありませんので、毎度のとおり、「正しく怖がり」つつ、楽しく実践できるようにお送りしたいと思います。しばしお待ちのほど。
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