今日はちょっと、音楽のお話など…。
結構前の話ですが…。
ある方に、こんな質問を受けたことがあります。「音楽をどう言う風に聴いてますか？」みたいな内容だったのですが、言い換えると、どんな方法で音楽を聴いているかという質問です。前にもこのブログで書いた話なんですが、この機会なので蒸し返しますと、以前は通勤時にイヤホンで聞いていました。今はほぼ、スピーカーから聞いています。そのスピーカーは、パソコンだったりラジオだったり、あるいはカーステレオだったりしますが、イヤホンもスピーカーも、同じく空気を振動することで音を再生するのは同じですが、耳との距離の違いがすなわち、震わす空気の体積も異なり、音の広がり方（低音〜高音、音場など）も異なるわけです。曲の印象も変わって聞こえることもしばしです。
近年、パーソナルオーディオも一層コンパクトになり、それどころか、スマートフォンの中に入ってしまいましたから、音楽はイヤホンで聴くもの、と言う傾向も強くなっているかと思います。もう一つ、自分が聴かない、聴きたくない曲は一切、耳から遮断したいと言う傾向も強いのか、自室・自宅でもイヤホンを用いる方が少なくないようですね。隣室との騒音トラブルも気になる時代ですから、仕方ないと思いつつも、できればスピーカーから一定の距離をあけ、聴きたいと思ったりもします。
最近、あまり見かけないもの。ステレオ・ラジカセ・ウォークマン。
そりゃ、みかけませんよね。そもそも、CD・カセット・レコードといった音楽’メディア’ではなく、音楽’データ’のダウンロードで完結してしまうのですから。まず、ウォークマンを筆頭とする音楽プレーヤーはスマートフォンに取って代わりました。ラジカセは、カセット、MDなき今、CDを聴くくらいでしょうが、CDも売り上げを落としていますから、ラジカセを買う意味がなくなってきたように思えます。そしてステレオ。コンポ（コンポーネント）ステレオって言われても、なに？それってなりますよね。若い世代の方は。
でも、あまり見かけないって書いた通りで、全然売ってないわけではありません。それより驚きなのは、アメリカでは2020年、ついにCDよりレコード（向こうじゃvinyl＝ヴァイナルと呼ぶそうな）のほうが売れたのだとか。イギリスでも昨年、売り上げが逆転したんだそうです。実際、PCにUSB接続できるレコードプレーヤーもあり、時代を飛び越えています。カセットテープですら、復権の兆しだとか。流石に昔みたいに、「メタルテープ」は復刻されないとは思いますが…。
ご近所迷惑にならない程度に楽しみましょ。
流石に、大音量で聴ける環境はますます少なくなりつつある昨今ですが、ご近所迷惑にならない程度で、イヤホンでなく、スピーカーから音楽は楽しみたいもの。ぜひ今度の週末、お試しいただいては？
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