木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」その13(8月26日・旧暦7月19日)

今日ののりべぇ
これまでの投稿

毎週のことですが、簡単に本コーナーの説明を…。

 毎週木曜日は「ステルス団委員(自称)のつぶやき」をお送りしております。私、のりべぇはボーイスカウト団の裏方さんである「団委員」をつとめております。ですが仕事の関係で出席はほぼゼロ。ですがWebサイト管理などを影で行っていますので、「ステルス状態」で活動しております。なのでステルス団委員と自称しております(笑)。
 少子化や習い事・生活様式の多様化などにより、規模が大幅に縮小してしまったボーイスカウト活動を(勝手に)盛り上げよう!と始めたコーナーですが、もはや「つぶやき」と言うより「完全にボヤき」です(涙)。

早速、今週の本題です。「なんでもタダでもらえると思うなよ(爆)!」

いくらなんでも、ものには限度があります。特に「無形のもの」に対する意識が低い!

 先日、「スカウト数アップのためのアクションプラン(行動計画)」に関する資料の作成を終え、団委員長へ提出を終えました。まだ私案の域を超えておらず、今後プロジェクトチームメンバーからの修正指示と承認、そして団委員会での承認を経て実行へと移されます。その間に2,3回の修正が入るでしょう。
 実はこのブログでも、アクションプラン作成時に私が調べたり、過去の経験・記憶に基づいて書き起こしたものの一部をご紹介しています。今後もご紹介していくつもりではあるのですが、このボーイスカウト活動に携わっていますと、かねてから非常に気になることがありまして、今週はそのお話をしようと思っています。本音を言わせていただくと、少々怒っています。
 皆様もご承知の通り、ボーイスカウト活動における基本の一つに、「奉仕の精神」があります。これは活動の根幹をなすものであり、ボーイスカウト活動が続く限り未来永劫受け継がれるものであると信じております。
 ただし。物事には限度というものがあります。単刀直入に言いますね。「なんでもタダでもらえると思うなよ!」乱暴な言葉ですみません。でも、本気で思っていることなので…。
 ビジネスの場でもよくある話なんですが、有形のもの、例えば何らかの製品のようなものであれば手元に残りますので、対価として何らかの支払いが行われるのですが、これが無形のもの、例えば情報ですとか、主にデジタル系のデータなんかですと、途端に対価の支払いが悪くなります。同じくビジネスの場で言われることなんですが、日本人は、情報はタダかタダ同然で手に入るという前提があり、当然のように振る舞います。
 翻ってボーイスカウト活動ではどうかというと、それがさらに顕著になってまいります。例えば、私がブログで情報発信をするのは「奉仕の精神」もありますが、プロフェッショナルのライターとしての宣伝活動の一環であり、原稿作成は宣伝費として「持ち出し」扱いとなります。これをタダで受け取るのは当然、OKなわけです。ただし、二次利用の際はお知らせください(こんなブログでも一応著作物です)。しかし、これが一方的な配信ではなく、例えば今回のアクションプランであっても、作ったんならそれをくれ、と頭ごなしにメールで請求されるとしたらどう思いますか?こういうケースは意外とあるんですよ。もらって当然のような、横柄な内容のメールも散見します。その場合の対応についてはノーコメントで(笑)
 逆に、以前の話ですが、Webサイト内で公開している「プライバシーポリシー」を参考にしたいというご依頼のメールを頂いたことがあります。この手のご依頼はもちろんOKです(メールも非常に丁寧な内容で、気持ちよく対応させていただきました)。だいたい、Webサイトのプライバシーポリシーというのは、ほとんどの人が携わることのないものである一方で、実はWebサイトを公開する上で非常に重要なページなんです(最悪、裁判沙汰になりますからね)。そのため、こういう情報は共有すべきものです。要するに、同じように見える文字情報であっても、無料で積極的に共有すべきものと、著作物として認識してほしいものがある、ということなんです。

改めて、「著作権を考える」。

 実は、厳密に言いますと、私のこのブログについても、一部著作権は「ボーイスカウト日本連盟」に帰属します。それを加盟員であるという言い訳と名目で拝借しているようなものです。そのため、ロゴマークはもとより、制服が写っている写真などは一切掲載していません。これが団のWebサイトであれば別ですが、あくまでも個人のブログなので、著作権が関連するもの、とりわけ写真の類については極力控えます。
 ネット時代の到来とともに、一時、著作権がないがしろにされてきました。近年は著作権に対する意識も変化してはいますが、まだまだ完全とは言えません。音楽・映像なんかはその最たるものですよね。それこそ毎年、国家予算を上回るほどの額の著作権が侵害されているのだとか。
 ボーイスカウト日本連盟では、団のWebサイトにおいてロゴマーク使用を、一定の規定に沿った使用であれば許可しています(以前はNGでした)。一定の規定があるという言葉の通り、使い方に関しては細かい決まり事がまとめられています。ロゴマークを使うというのは、権利である一方で、もし規定があるならそれを遵守するということは同じく大切なことです。ぜひこの機会に、考えていただきたい、そして自らも考えるべきことだと考えております。
 私の場合、月曜日のコンテンツが主に著作権に抵触する可能性が高いのですが、すでに著作権者に使用料が支払われているYoutube動画のアップにとどめ、加えて極力著作権者に収益機会が生まれるよう、販売サイトを添付しています。自分たちにできる範囲内で、著作権対策をおこないたいものです。

別に現金じゃなくていいんですよ。例えばね…。

 ここまで「タダでもらえると思うな」、とは申しましたが、なにも現金よこせ、という生々しい話を延々する気はないんです。例えばですが、週末にうちの団で講演をしてくれないか、なんてご依頼があったとき、なにも講演料をくれ、とは申しません。特に私の場合でしたら、最低限の交通費(特急料金は不要)、前日にテントを立てて寝られるスペース(もちろんテントはのりべぇが持参)、あとは夕食(それも100円のレトルトカレーとご飯くらいあれば十分)くらいいただければ、全国どこへでもお伺いします。これくらいでいいんです。オンラインで行う場合であれば、これらも不要です。「お願いします」の一言で十分。感謝の気持ちはプライスレスです(笑)。ただ、それを取り違えてしまうと、情報=タダという図式が当然のことと思われてしまう。微妙な違いですが、ぜひ皆様にはご理解賜りたいことでございました。

次回もお楽しみに!

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